ばね成形機

あらゆるばねを生産するばね成形機は、暮らしのさまざまな場面で私たちの生活を支えています。

写真:ばね成形機

ばねの種類には、押して使う押しばね、引いて使う引きばね、ねじりの力を使うトーションばねがあります。ペダルやドアノブ、ボタンなど人が動かしてから勝手に戻ってくるところの多くにはばねが使われています。
精密ばね専用マシンでは、直径がø0.016 mmととても細い線材も加工可能です。巻き上がったコイル径も髪の毛より細いものができるほど精密な加工技術を誇っています。
もう1つの役割として、ばね成形機はワイヤを自由に曲げて折ることができます。その機能から生まれる製品も多彩で、電気製品、医療用機器、自動車、スマートフォン、釣り具、家具、文具、おもちゃ、さらには超精密な半導体の製造過程でもアマダの精密なばね成形機は活躍し、世界中で使用されています。

ばね成形機が活躍するシーン

  • 写真:半導体
    半導体

    基板上のICチップの電流や、コネクタの電流をチェックするコンタクトプローブ(導通検査プローブ)に精密ばねが使われています。IT・AIの発展とともに、これからも注目の分野です。

  • 写真:医療機器
    医療器具・機器

    カテーテルのガイドワイヤのチューブ部品の内部にばねが使用されています。他にも注射器や医療器具部品など、私たちの健康維持に役立つ製品にばねは欠かせません。

  • 写真:自動車
    自動車

    1台当たり数千のばね部品が使われていると言われています。内装、配線、ドア、レバー、フック、シートベルトなど機能と用途は多岐にわたります。さらにEV用バスバーやセグメントコンダクタコイルの分野でも注目されています。

  • 写真:家電
    家電・精密機器

    家電だけにとどまらず、コンピュータやスマートフォンなどの精密機器の中にも、ばねは見えないですが、もれなく使用されています。

  • 写真:文房具
    文具・日用品

    クリップ、シャープペンシル、ボールペンなど、普段何気なく手にとっている文房具や、メガネのフレーム部品や洗濯ばさみ、おもちゃなど、あらゆる日用品や家具、住宅設備の部品にばねが使用されています。

    ばね成形機が使われる製品

    • 写真:自動車
      自動車部品

      エンジン部品、トランスミッション部品、マフラー部品、ブレーキ部品、シート部品、燃料タンク、内装部品、ライト周辺部品、EV・HV用部品、ハーネス部品、カーナビ部品、センサー部品など、1台の車の中に数千個ものばねが使用されています。

    • 写真:家電
      家電製品・精密機器

      家電製品、デジタルカメラ部品、ビデオカメラ部品、メガネフレーム部品、光学ディスク、プリンター部品、コネクター部品など、日頃とても身近な製品の中の重要な機能部品として使用されています。

    • 写真:筆記具
      筆記具

      ボールペンのペン先内部には、ボールを支える精密なばねが使われています。そのばねの働きでインクの漏れを防ぎながら、滑らかに書くことができます。

      ばね成形機のラインナップ