トップメッセージ


変革を原動力に、モノづくりの未来を切り拓く
今、アマダグループは重要な転換点にあります。労働人口の減少と高齢化、AIをはじめとするデジタルインフラの激変、そしてGX(グリーン・トランスフォーメーション)投資の加速、さらには地政学リスクやサプライチェーンの不安定化など、多岐にわたる要因が複雑に絡み合い、かつてないスピードで押し寄せています。お客さまのモノづくり現場では、人材不足や技術継承、グリーン・デジタル対応など期待される技術の多様化・高度化といった課題がより深刻化しています。こうした不確実かつ厳しい環境にあるからこそ、私たちは「生産革新と先端技術でモノづくりの課題を競争力に変える」という長期ビジョンを掲げました。お客さまが直面する課題を、単なる解決すべき対象ではなく、未来を勝ち抜くための「競争力」へと昇華させる。それがアマダグループの目指す姿です。
この志を支えるのは、1946年の創業以来、80年という歳月の中で幾多の困難を乗り越え、世界中のお客さまとともに歩んできた歴史でありアイデンティティです。このほど、改めてその原点を整理し、「新たな価値に挑戦し 人と社会、地球のより良い未来を創る」というミッションを定めました。そして、このミッションを遂行する力となるのが、私たちが長年にわたって貫いてきた価値観――すなわち「創造と挑戦」「誠実と公正」「自己成長」というバリューです。経営理念と行動規範から導き出されたミッションとバリューは、創業以来受け継がれてきた精神であり、アマダグループの一人ひとりに流れる熱き志であると自負しています。
「時代の要請:ビジョン」と「私たちの不変の志:ミッション」。この二つが交わる場所に、アマダグループが社会へ提供する3つの貢献価値を定義しました。
- 1. 先端技術をリードする、お客さまとの共創環境
- 2. グローバル共通の、お客さま一人ひとりに寄り添う製品・サービス
- 3. モノづくり現場の持続力を高める、自動・自律ソリューション
これらを具現化し、非連続な成長を実現するための実行計画が、「中期経営計画2030」です。「Transform to AMADA 2030 >> For Growth Acceleration ~変革を原動力に、新たな成長ステージへ~」というスローガンのもと、構造改革による地固めを完遂し、モノ売りを主軸としながらも「モノ×コト売り」への変革、そして新規事業の創出を強力に推進してまいります。
そして、長期ビジョンの実現に向けた価値創造を加速するための基盤となるのがサステナビリティ戦略です。アマダが優先的に取り組むべき課題として、環境負荷の低減や人的資本経営の深化、トータル・クオリティの向上、技術革新の進展、経営基盤の強化の5つの領域で11のマテリアリティを特定しています。中期経営計画の重点戦略を支え、真に企業価値向上につながる課題に取り組むことにより、長期ビジョンの達成を目指します。2030年度に掲げた「売上収益5,200億円、営業利益730億円、ROE10%以上」という目標は、挑戦的ではありますが、私たちが100年企業を目指し、世界のモノづくりに不可欠な存在であり続けるための約束であると考えています。
アマダグループは、ステークホルダーの皆さまとの対話を重んじ、モノづくりを通じて社会課題を解決し続けることで、人と社会、地球のより良い未来を創り上げてまいります。
- 代表取締役社長執行役員
- 山梨 貴昭
