マテリアリティと指標・目標
マテリアリティ
サステナビリティに関する課題を長期ビジョンの実現に向けた価値創造の基盤と位置づけ、「中期経営計画2030」の策定を機にマテリアリティの見直しを行い、5つの領域において11のマテリアリティを特定しました。
特定のプロセスにおいては、サステナビリティ情報開示に関する国内外の規制動向を鑑み、SSBJ基準に準拠した手順を採用するとともに、各種ガイドラインを参照しました。これらを踏まえ、ダブルマテリアリティの考え方に基づき、アマダグループが環境や社会に与える影響(インパクト)、ならびに環境や社会が当社グループに及ぼす財務的なリスク・機会の両側面から再評価を行いました。特定したマテリアリティごとに目指す姿を明確化し、体系的かつ戦略的に課題に取り組んでいます。

目指す姿と重点テーマ
マテリアリティごとの目指す姿と重点テーマは以下のとおりです。
| 領域 | マテリアリティ | 目指す姿 | 重点テーマ |
|---|---|---|---|
| 環境負荷の低減 | 気候変動 | 自社拠点における脱炭素化と環境負荷を最小限に抑えたモノづくりの追求 | 自社設備におけるエネルギー使用量の削減 |
| お客さま工場の省エネ·生産効率向上への貢献 | エコプロダクツをはじめとする環境に配慮した商品と保守サービスの提供 | ||
| サーキュラーエコノミー | 循環経済に配慮した商品·サービスの提供による資源効率の最大化 | サーキュラービジネスの仕組みの構築と拡大 | |
| サーキュラーエコノミーの推進強化 | |||
|
人的資本 経営の深化 |
人材能力開発 | 成長戦略をけん引する人材の採用と育成 | ビジネスリーダー、グローバル·技術分野を担う人材の採用と育成 |
| 働きがいのある職場づくり | 労働生産性と働きがいの向上 | 従業員エンゲージメント向上 | |
| 安全な職場環境の基盤構築 | |||
| ダイバーシティ | 多様な人材が継続的に能力を発揮できる活力ある組織づくり | 社員のライフステージに応じた働く環境の整備 | |
|
トータル・クオリティ の向上 |
品質・製品安全 | お客さまへの一貫した稼動保証 | 品質ガバナンスの強化 |
| 情報セキュリティ | バリューチェーン全体の事業継続性の確保 | グループ内情報セキュリティ対策の強化 | |
| 製品セキュリティ対策の実行 | |||
| 人権の尊重 | 人権に配慮した社会の実現 | バリューチェーン全体での人権デューデリジェンス実施 | |
| 技術革新の進展 | 持続可能なモノづくり | 持続可能なモノづくりに貢献する商品·サービスの提供 | 技術の標準化·共通化とリソースの最適化 |
| 経営基盤の強化 | 企業統治 | 健全かつ透明性の高い経営体制の構築 | 経営の管理·監督機能の強化 |
| 企業文化 | 健全な企業文化の醸成 |
指標・目標
マテリアリティの進捗を管理し、実行度を測るための指標と目標を設定しています。
| 領域 | マテリアリティ | 指標 | 2030年度目標 |
|---|---|---|---|
| 環境負荷の低減 | 気候変動 | GHG排出量 (Scope1,2) | 75%減 |
| GHG排出量 (Scope3) | 75%減 | ||
| サーキュラー エコノミー |
リバース商品成長率 | 80%以上 | |
| 人的資本経営の深化 | 人材 能力開発 |
・変革を牽引する次世代リーダーの輩出 ・グローバルな知見の結集による、多様性を活かした価値創造の最大化 ・技術とデジタルの融合による顧客価値の共創 |
・グローバルリーダー育成プログラムの拡大 ・顧客の課題解決を実現するエンジニアの育成 |
| 働きがいのある 職場づくり |
エンゲージメントスコア (eNPS※1) | 肯定回答率20%以上向上 | |
| 休業災害度数率※2 | 継続的な低減 | ||
| ダイバーシティ | 女性管理職比率 | 継続的な向上 | |
| トータル・クオリティ の向上 |
品質・ 製品安全 |
グローバル品質保証体制の運用 | 運用の定着 |
| 情報セキュリティ | NIST CSF※3準拠のセキュリティ成熟度 | 15%以上向上 | |
| 人権の尊重 | 【自社】 ・優先すべき人権課題の特定 ・評価とリスクの低減 ・予防の実施 |
人権デューデリジェンス 継続実施 |
|
| 【サプライヤー】 サステナブル調達ガイドライン調査評点 |
基準点※4以下0% | ||
| 技術革新の進展 | 持続可能なモノづくり | 新領域売上※5成長率 | 60%以上 |
| 経営基盤の強化 | 企業統治 | 取締役会構成の多様性確保 | 社外取締役50%以上維持向上 |
| 役員報酬制度の改訂 | 財務指標との連動性強化、非財務指標の組み込み | ||
| 企業文化 | コンプライアンス教育受講率 | 100% |
対象範囲:女性管理職比率は国内主要グループ会社(株式会社アマダ、株式会社アマダマシナリー、株式会社アマダプレスシステム、株式会社アマダツール)、エンゲージメントスコア、休業災害度数率は国内連結、サステナブル調達ガイドライン調査は国内主要サプライヤー。その他の指標は連結。
基準年:GHG排出量は2013年度(基準値811,635t-CO2)、リバース商品成長率は2024年度、休業災害度数率は2022~2024年度平均(基準値0.97)、エンゲージメントスコアは2026年度。その他指標は2025年度。
- 1 eNPS:従業員ネット・プロモーター・スコア (Employee Net Promoter Score)
- 2 100万延べ時間実労働時間当たりの休業災害発生率
- 3 NIST CSF:米国標準技術研究所によるサイバーセキュリティフレームワーク
- 4 サステナブル調達ガイドライン調査基準点:5点満点中3点
- 5 新領域売上:新領域(新市場、成長市場)における売上収益
なお、「中期経営計画2025」の重要課題の実績は以下のとおりです。
| 分野 | 指標 | 範囲 | 2024年度 | 2025年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 実績 | 目標 | 実績 | |||
| 環境 | 商品CO2排出量 | 連結 (2013年度比) |
69.1%減 | 50%減 | 72.5%減(見込み) |
| 事業所CO2排出量 | 75.7%減 | 70%減 | 77.4%減(見込み) | ||
| 社会 | 1人あたり教育研修時間 | 国内主要グループ会社※ | 41.7時間 | 40時間 | 51.9時間 |
| 女性管理職数 | 17人 | 24人 | 19人 | ||
| 新卒採用女性比率 | 27.6% | 25% | 26.4% | ||
| 有給休暇取得率 | 77.1% | 80% | 82.2% | ||
| 育休取得率(男性) | 82.5% | 70% | 86.7% | ||
| 育休取得率(女性) | 100% | 100% | 100% | ||
| ガバナンス | 取締役会の多様性確保 | 連結 | 独立社外取締役 4/9 女性取締役 1名 女性監査役1名 |
多様性の向上 | 独立社外取締役 4/9 女性取締役 1名 女性監査役1名 |
| 役員報酬・制度の見直し | 連結 | 中期経営計画に連動した 株式報酬制度を導入 |
中長期インセンティブプランの導入 | 中期経営計画に連動した 株式報酬制度を導入済 |
- 国内主要グループ会社は、㈱アマダ、㈱アマダマシナリー、㈱アマダプレスシステム、㈱アマダツールの4社を指します。
