微細レーザ加工機(レーザマーカー)

レーザを集光させて金属や樹脂へ印字したり、表面塗装や被膜を剥離したり、リードフレームから部品を切り出すといった工法を総称して「レーザ加工」と呼んでいます。

写真:微細レーザ加工機(レーザマーカー)

レーザ加工は、エンジン、モーター、インバーター、センサーなどの自動車部品、カメラやコネクター、半導体、ICなどの電子部品を中心に幅広い産業で使われている技術です。マーキング(印字・刻印)、剥離、バリ取り、トリミングなどの加工技術でモノづくりを支えています。

微細レーザ加工機(レーザマーカー)が活躍するシーン

  • 写真:電気自動車
    e-Mobility

    モーターやインバーター、バッテリーといった基幹部品だけでなく、センサーや内装品などe-Mobilityを構成する部品の印字や剥離、表面粗しといった工程で微細レーザ加工機が活躍しています。

  • 写真:スマートフォン
    モバイル機器

    スマートフォン等に搭載されるカメラやコネクター、振動モーターといった部品の製造工程でもレーザ加工機が使われています。薄く小さいパーツの加工は、レーザだからこそ実現します。

  • 写真:半導体
    半導体

    今や、スマートフォンから自動車、インフラに至るまで欠かすことのできない半導体。この製造工程でも微細レーザ加工機が使われています。

  • 写真:医療機器
    医療

    カテーテルや処置具への印字など、寸法や加工状態により高い品質が要求される医療機器の製造工程でも、非接触、ダメージレスを実現する微細レーザ加工機は活躍しています。

    微細レーザ加工機(レーザマーカー)が使われる製品

    • 写真:モーターに使われる部品
      モーター

      電気で動くモーターには、「ヘアピン」とも呼ばれる、絶縁被膜付きのワイヤーが多く使われています。このヘアピン同士を溶接する際はその絶縁被膜を事前に除去する必要があり、その工程でレーザ加工機が使われています。

    • 写真:電子部品
      電子部品

      電子部品の製造工程では、トレーサビリティのためにロットナンバーや2次元コードをマーキングしたり、あるいは部品をリードフレームから切り離すために微細レーザ加工機が使用されています。

    • 写真:半導体ウエハー
      ウエハー/IC

      半導体のコアとも言える「ウエハー」の製造工程ではロットナンバーをマーキングしたり、ICの製造では、樹脂成形した際に発生する「樹脂バリ」を除去するなど、半導体の製造工程では微細レーザ加工機が特に活躍しています。

    • 写真:医療器具
      医療器具

      微細レーザ加工機は金属でも樹脂でも対応することが可能で、カテーテルの樹脂ケーブルや処置具の金属部分にロットナンバーや型式をマーキングしています。インクとは異なる「消えないマーキング」で、安全な医療に貢献しています。

      微細レーザ加工機(レーザマーカー)のラインナップ