研削盤

といしを高速回転させて金属の表面を削る機械で、製品の寸法や表面性状を更に精度よく滑らかに仕上げるための機械です。

写真:研削盤

非常にきれいな加工面を形成することが可能で、その精度は1000分の1mm(ミクロン)の精度で仕上げます。昨今で産業の中心になりつつある半導体産業をはじめ、自動車産業や航空産業などで求められる製品の仕上げ加工に使用されています。対象商品は自動車、飛行機、家電、スマートフォン等の電子機器など、さまざまな製品を作る過程で欠かすことができない機械です。

研削盤が活躍するシーン

  • 写真:精密加工された金属部品
    精密金型加工業

    高い精度が求められる製品の生産に使用される金型の加工を行います。板金加工機の曲げ機械の金型や、プレス加工機の金型を製作する際に研削機械が活躍します。

  • 写真:電子機器に使用される金属部品
    電子部品メーカー

    パソコンや車に使用される電子部品やコネクタを製造する過程で必要とされる金型パンチを製作する際に研削盤が使用されます。

  • 写真:切削工具用の部品
    切削工具メーカー

    穴あけに使用されるドリルや、旋盤のバイト等の切削工具を製作する際の加工にも研削盤が使用されます。

    研削盤が使われる製品

    • 写真:スマートフォン
      スマートフォン

      スマートフォンには金属プレスで作られた部品や射出成型機で作られた樹脂部品など多くの部品が使われています。これらの部品は研削盤を使って高い精度で作られた金型が使われています。

    • 写真:コネクタ
      コネクタ

      映像と音声を送るHDMIケーブルなど大量の信号を送るコネクターは近年小型化、多信号化しています。そのため、これらのコネクターを作る金型は高精度且つ高面粗度が求められています。

    • 写真:歯車
      歯車

      産業用計測機械や印刷機などの精密機械は滑らかで正確な動きが求められます。このような機械には研削盤で精密加工された歯車が使われます。

    • 写真
      工作機械

      工作機械の精度を支えるベッドやコラムなどの摺動部はフライスなどの切削加工の後に、研削盤で研削加工を行い高精度に仕上げられます。

      研削盤のラインナップ