微細溶接機

アマダの微細溶接機は日本と世界の部品製造を支えています。

写真:微細溶接機

アマダの微細溶接は、「レーザ溶接」、そして「抵抗溶接」に大きく分類されます。レーザ溶接は、人工的に作り出された「レーザ光」を集光させたことによる発熱を利用した溶接方法です。抵抗溶接は、対象物に電気を流したことによる「抵抗発熱」を利用した溶接方法です。エンジン、モーター、インバーター、センサーなどの自動車部品、カメラやコネクター、半導体、ICなどの電子部品のみならず、バッテリーから通信部品、めがね、宝飾品に至るまで、極めて幅広いモノづくり(部品製造)を支える重要な技術です。

微細溶接機が活躍するシーン

  • 写真:電気自動車
    e-Mobility

    モーターやインバーター、バッテリーといったEVの基幹部品からエンジン部品に至るまで、e-Mobilityを構成するさまざまな部品の製造工程で微細溶接機が活躍し、熾烈な国際競争を勝ち抜くサプライチェーンを支えています。

  • 写真:スマートフォン
    モバイル機器

    現代の生活に欠かせないモバイル機器に搭載されるパーツ、例えばカメラやコネクター、振動モーターの製造工程でも微細溶接機が使われています。薄く小さいパーツの組み立てでは、その特性が如何なく発揮されます。

  • 写真:医療機器
    医療器具

    命を預かる医療機器、特にカテーテルや処置具は人の体の中に入れるもので、薄く小さいは当然のこと、寸法や強度など、より高い品質が要求されます。その製造も微細溶接機が支えています。

  • 写真:腕時計
    日用品

    工業製品だけでなく私たちが身に着ける日用品、例えば腕時計やネックレスのような宝飾品、あるいは眼鏡や万年筆の製造工程でも微細溶接機が使用されており、「高品質なジャパンブランド」を支えています。

    微細溶接機が使われる製品

    • 写真:モーター
      モーター/バッテリー

      モーターの製造工程は、弊社の微細溶接機が特に活躍している分野です。コアやヘアピン、ワイヤーと端子、あるいはターミナルの溶接といった工程で使われています。またバッテリーの製造では、缶同士を連結させるタブ付けと呼ばれる工程で多用されています。

    • 写真:ワイヤーハーネス
      ワイヤーハーネス

      より多くの電力を必要とするe-Mobilityの普及で、電気を運ぶケーブルである「ワイヤーハーネス」の需要が拡大しています。微細溶接機には熱と加圧を利用するタイプがあり、ワイヤーハーネスの先端を成形できます。これは「コンパクティング」と呼ばれる注目の技術です。

    • 写真:電子部品
      電子部品

      スマートフォンなどに搭載されるカメラやコネクターなどの電子部品は、板厚0.数ミリ程度と薄く小さいのが特徴です。プレス成形された板をケース状に組み立てる際に四隅を溶接したり、カシメ部の強度を補強するために溶接する工程で微細溶接機が使われています。

    • 写真:医療用器具
      医療器具

      カテーテル(ガイドワイヤー)や処置具といった医療器具の製造工程でも微細溶接機は使われています。焼けや変形といった熱ダメージを最小限に抑えることで、強度だけでなく溶接後の寸法に対する要求もクリアできます。

      微細溶接機のラインナップ