鋸盤

のこぎりの刃を有したブレード(工具)を回転させて、素材を切断するためのマシンです。

写真:鋸盤

主に金属加工の初めの工程で使用されるマシンで、のこぎりの刃を有したブレードを回転させ素材に押し当てて切断を行います。帯状のブレードを回転させて切断するバンドソー(帯鋸盤)、円盤状のブレードを回転させて切断する丸鋸盤に大きく分離されます。切断する素材の硬さやサイズ、そして形状に対応するため、マシン本体・ブレードともたくさんの種類をラインナップしています。
アマダは、マシン本体とブレードの双方を開発・製造する数少ない企業として知られています。

鋸盤が活躍するシーン

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    輸送機械産業

    自動車やオートバイをはじめとする輸送用機械にはギアやバルブなど金属製の部品が多数使われています。これらの部品は鋼材を鋸盤で切断した後に鍛造加工や切削加工によって部品となり、エンジンやミッションなどに組込まれます。このように、鋸盤は金属部品製造の最初の重要な工程を担っています。

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    エネルギー産業

    火力発電や水力発電などの心臓部のタービンや風力発電で使われる増速機をはじめとして発電設備には多くの金属製の部品が使われています。これらの部品は鋼材業で鋼板や丸棒などの鋼材を鋸盤によって切り出され、機械加工業にて高精度な部品として加工された後に組立られます。このように鋸盤は金属部品製造プロセスの最も上流に位置する設備です。

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    鋼材業

    製鋼メーカよりさまざまな種類と大きさの金属を仕入れ・切断し、製造工場に販売を行う卸売り業です。形状・種類もソリッド材やパイプ等の中空断面品から、H形鋼やL形などアングル・チャンネルといった形状などがあり、鋼種も多岐にわたります。さまざまな鋼種を常時ストックし、お客さまのニーズによって適切な切断と迅速な供給を行うことで、各産業を下支えしています。

    鋸盤が使われる製品

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      工業製品全般

      鋸盤で切断された材料は、機械加工、プレス加工などを経て、機械部品、産業部品などさまざまなものの製造に繋がっています。

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      自動車部品

      コンロッド、クランク軸、ロッカーアーム、ギヤ類、等速ジョイントなど鍛造によって成形される部品類は鋸盤で切断された材料を使って作られています。

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      産業機械

      工作機械、建設機械、農業機械、木工機械などの産業機械はその部品の多くが鋸盤で切断された鋼材から機械加工によって作られています。

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      鉄道車両

      鉄道車両の車軸、変速機などは鋸盤で切断された鋼材を機械加工することによって作られています。

      鋸盤のラインナップ