環境目標・計画
取り組みへの姿勢
アマダグループは環境への取り組みとして、「エコでつながるモノづくり」をテーマにお客さまと社会、そして世界とつながる企業を目指しています。2010年度に設定した、2025年度までの中期目標である「環境宣言」に続き、現在は2030年度までの中期目標「AMADA GREEN ACTION PLAN2030」を設定。「脱炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「生物多様性の保全と再生」の3つの重要課題についてコミットメントしています。
上記を踏まえ、アマダグループでは以下の4項目について中期環境計画を策定しています。
- 脱炭素社会の実現(商品ライフサイクルでのCO₂排出量削減/事業プロセスにおけるCO₂排出量削減)
- 循環型社会の実現
- 化学物質管理
- 生物多様性(保全/再生)

中期環境計画
| 2024年度目標 | 2024年度実績 | 2025年度(中間)目標 | 2030年度目標 | |
|---|---|---|---|---|
| ①脱炭素社会の実現 | ・全商品CO₂排出量△45.8%(2013年度比) | ・全商品CO₂排出量△69.1%(250,449 t-CO₂)[達成] 【国内】△65.3%(116,664 t-CO₂) 【海外】△71.9%(133,785 t-CO₂) |
・全商品CO₂排出量△50.0% | ・全商品CO₂排出量△50.0%(※Scope3-C11に該当) ※2013年度基準値:811,635t-CO₂ (国内:336,011t-CO₂、海外:475,624t-CO₂) |
| ・全事業所・工場CO₂排出量△64.2% (2013年度比)【Scope1+2】 Scope1+2 エネルギー原単位 53.0 t-CO₂/売上十億円 |
・全事業所・工場CO₂排出量△75.7%(14,378 t-CO₂)[達成] 【国内】△91.1%(3,323 t-CO₂) 【海外】△49.8%(11,055 t-CO₂) Scope1+2 エネルギー原単位 36.2 t-CO₂/売上十億円 |
・全事業所・工場CO₂排出量△70.0%(△41,429t-CO₂) (国内:△26,014t-CO₂、海外:△15,415t-CO₂) |
・全事業所・工場CO₂排出量△75.0% ※2013年度基準値:59,185t-CO₂ (国内:37,163t-CO₂、海外:22,022t-CO₂) 【Scope1+2】 |
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| ②循環型社会の実現 | ・全廃棄物総量 △4.5%(2019年度比) ・全廃棄埋立量 △4.5%(2019年度比) ・ゼロエミッション率 0.774%以下(国内) ・全水使用量 △4.5%(2019年度比) |
・全廃棄物総量 △3.8%(6,015 t)[未達] 【国内】0.5%増(3,754 t) 【海外】△10.1%(2,261 t) ・全廃棄埋立量 △39.1%(18.4 t)[達成] ・ゼロエミッション率(2019年度比) 0.49%(国内)[達成] ・全水使用量(2019年度比) △42.9%(244.1千㎥)[達成] 【国内】△55.7%(117.5千㎥) 【海外】△21.9%(126.6千㎥) |
資源の有効活用 ・全廃棄物総量(2019年度比) △5.5% ・全廃棄埋立量(2019年度比) △5.5% ・ゼロエミッション率(2019年度比) 0.765%以下(国内) ・水使用量の削減(2019年度比)△5.5% |
資源の有効活用 ・全廃棄物総量※1(2019年度比) △10.0% ※2019年度基準値:6,251t (国内:3,735t、海外:2,516t) ・全廃棄埋立量 (2019年度比) △10.0% ※2019年度基準値:30.2t(国内) ・ゼロエミッション率※2(2019年度比)0.73%以下(国内) ※2019年度基準値:0.81%(国内) ・水使用量の削減(2019年度比) △10.0% ※2019年度基準値:427.5千㎥ (国内:265.3千㎥、海外:162.2千㎥) |
| ③化学物質管理 | ・有害化学物質 (2019年度比) △4.5% |
・有害化学物質 (2019年度比) △23.1%(8,416kg)[達成] |
規制化学物質の適正管理と削減(国内) ・有害化学物質 (2019年度比)△5.5%(富士宮事業所) |
規制化学物質の適正管理と削減(国内) ・有害化学物質 (2019年度比)△10.0%(富士宮事業所) ※2019年度基準値:36,395kg ・水銀使用機器(蛍光灯)全廃 |
| ④生物多様性 | ・森林経営計画の取り組み(富士宮事業所) | ・森林経営計画の取り組みを継続中(富士宮事業所) | 自然関連リスクと機会を捉えて生物多様性の保全、再生を行う(国内) ・森林計画(富士宮)およびグリーンインフラ導入 (各事業所・工場) |
自然関連リスクと機会を捉えて生物多様性の保全、再生を行う(国内) ・森林計画(富士宮)およびグリーンインフラ※3導入 (各事業所・工場) |
- ※1廃棄物の2019年基準値の一部関連会社データに2020年度データを使用(該当年データがないため)
- ※2ゼロエミッション率=(埋立廃棄物重量/全排出物重量)
- ※3グリーンインフラ=社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力ある国土づくりや地域づくりを進める取り組み
アマダグループはSBT(science-based targets)による目標設定を行っています(2022年11月認証取得)。

アマダグループは温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に基づく削減目標「SBT(科学と整合する温暖化ガス削減目標)」を設定しました。企業は個別に設定した温暖化ガスの削減目標が、「世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑え、また1.5℃に抑えることを目指す」という国際的な目標に貢献するとみなされます。アマダグループのSBT目標(Scope1+2)は、1.5℃以下に抑えるシナリオの要求を満たしています。
■Scope1+2は2030年度△46.2%(2019年度基準値54,197 t-CO₂)、Scope3(カテゴリー1及びカテゴリー11)は2030年度△27.5%(2019年度基準値1,843,569 t-CO₂)。2024年度の実績はScope1+2が2019年度比△ 73.5 %(14,378 t-CO₂)、Scope3(カテゴリー1及びカテゴリー11)は2019年度比△1.2 %(1,821,207 t-CO₂)となっています。
- 2025年6月時点の速報値です(CO₂排出量/グループエネルギー使用量/再生エネルギー由来の電力使用率についての第三者保証申請中)。