化学物質管理
基本的な考え方
アマダグループは、お客さまに商品を安心してご使用いただくために、規制化学物質に関する取り組みを強化しています。化学物質の適正な情報管理を行い、安全な素材を使った安全なマシンをご使用いただくための取り組みを推進します。
製品に含まれる化学物質の管理
含有化学物質への対応
アマダグループの主要商品は、国内規制(化審法 第一種特定化学物質)、海外規制(米国:TSCA、欧州:RoHS指令、POPs規則、REACH規則、中国:RoHS)等に基づき、chemSHERPAを運用して含有化学物質を管理しています。
油脂類の化学物質管理
アマダグループで販売しているアマダブランドの作動油・潤滑油・切削油などの油脂類は、含有化学物質規制の対応品です。また、GHS※1に基づき危険有害性を分類し、その結果をSDS※2に記載しています。
- ※1GHS:Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals の略で、化学品の分類および表示に関する世界調和システム
- ※2SDS:Safety Data Sheetの略で、製品を他の事業者に譲渡・提供する際に交付する化学物質の危険有害性情報を記載した文書
クロメート処理
自社設計機構部品の表面処理に関して、環境負荷の大きい六価クロメートから環境負荷の小さい三価クロメートへ移行しました。
製造工程の化学物質使用の安全管理と抑制
お客さまに提供する商品以外に、アマダグループ各社製造工場では、全社中期環境計画に基づき製造工程における規制化学物質の削減に努めています。
新塗装技術導入による化学物質削減(富士宮事業所)
塗装工程に窒素ガスを利用したナイトロサーモスプレーシステムを導入したことで、塗着率を大幅に向上しました。また、イオン化窒素の加温により塗料の粘度が下がり、希釈に使用される溶剤の量も削減しました。
この新塗装技術を導入したことで、塗料使用量27%削減、VOC排出量35%削減、塗装汚泥の産廃量25%削減などの効果が得られています。

塗料成分見直しによる塗料使用量の削減
パンチング・複合機およびベンディングのフレーム塗装工程において、塗料成分見直しによる数値化、塗料使用量の削減活動を実施しました。これにより従来3回の塗装が必要だった工程を、成分見直し品は2回の塗装で同等の模様を形成することが可能になりました。この結果、14%~24%の塗料使用量を削減することができました。


調達における化学物質の管理
アマダグループは持続可能な調達活動を推進するために、環境・社会・倫理に配慮した基準や行動規範を定めた「サステナブル調達ガイドライン」を制定し推進しています。
この中で、お客様に販売・納入する製品を構成する調達品等に使用される化学物質および製品に含まれる含有化学物質に関して、使用禁止物質を明確にし、サプライヤーの皆様に周知徹底することで、製品の環境に関する品質の維持・向上を目指します。
また、法令遵守や環境配慮はもとより、人権尊重や社会への貢献などを含めたサステナブル調達をグローバルに展開することで、社会的責任を果たしていきます。
こうした取り組みを強化することで、化学物質の適正な情報管理を行い、安全な素材を使った安全なマシンをご使用いただくための取り組みを推進します。環境・社会基準を満たした製品を通じて、お客様自身のサステナビリティ向上にも寄与し、将来にわたって末永く安心してご使用いただけるよう努めてまいります。