アマダグループのあゆみ

アマダグループは「金属加工機械のグローバルメーカー」として、常にお客さまと社会のモノづくりを支えてきました。これからもお客さまと社会に貢献するために「変革」と「挑戦」を続け、さらなる成長を目指していきます。

1946年

焼け残った旋盤1台からの創業

当時32歳の天田勇は、終戦後の軍需工場に残った旋盤を用いて、個人経営のささやかな機械修理工場を開設しました。これがアマダグループの創業であり、すべては焼け残った旋盤1台から始まったのです。

写真:創業時に使用していた旋盤
創業時に使用していた旋盤

1955年

国産1号機の開発に成功し、機械メーカーとしての第一歩を記す

欧米ではすでに普及していたバンドソー(帯鋸盤)の国産化に挑戦。設計開始から3カ月で完成させた第1号機は、輸入品に劣らぬ性能で好評を博しました。これが、アマダグループの機械メーカーとしての第一歩となりました。

写真:縦型帯鋸盤「コンターマシン」
縦型帯鋸盤「コンターマシン」

1960年

業界初のデモ・カー販売により事業が拡大

お客さまのもとに機械を運んで実演するデモ・カー販売を開始。この独創的な営業手法は、後に展示場販売に変遷し、今日のテクニカルセンターを活用した「エンジニアリング提案」へと発展しました。

写真:デモ・カー販売の様子
デモ・カー販売の様子

1971年

世界的ベストセラーが誕生

板金加工の先端技術を吸収するため、米国にU.S.アマダを設立。同社が開発したNCタレットパンチプレスは、当時最大の課題とされた穴あけ加工の精度向上に寄与する画期的な商品として、世界各地で好評を博しました。

写真:NCタレットパンチプレス「LYLA-555」
NCタレットパンチプレス「LYLA-555」

1980年

レーザ加工を実用化し、今日のレーザ技術の礎を築く

まだレーザが普及していなかった当時、金型を使用しない革新的な板金加工技術としてレーザに着目し、切断用途のレーザマシンの実用化に成功。この時期からの蓄積が、今日のレーザ技術の礎になっているのです。

写真:レーザマシン「LASMAC-644」
レーザマシン「LASMAC-644」

1990年

売上高2,000億円突破

1980年代はアメリカやフランスなど欧米に生産会社を設立するなど海外生産が進みました。業容の拡大とともに1982年に1,000億円だった売上高は1990年には2,000億円を突破しました。また、1990年代は中国に販売会社、生産会社を立て続けに設立するなど、アジアへの進出を本格化させ、グローバル企業への歩みを強めました。

2003年

「金属加工機械の総合メーカー」へ

グループ再編により製販一体となった体制へ変革。金属加工に対応する商品群を、ソフトウエアや周辺装置、保守サービスとあわせて提供する「金属加工機械の総合メーカー」としての基盤を確立しました。

写真:「金属加工機械の総合メーカー」へ

2010年

ファイバーレーザ発振器を、世界で初めて自社開発

機械メーカーとしては世界で初めてファイバーレーザ発振器の自社開発に成功。CO2レーザに代わる次世代技術であるファイバーレーザを搭載したことで、難加工素材への対応や、高いエネルギー効率を生かした省エネ提案が可能になり、トータルソリューションがさらに充実しました。

写真:ファイバーレーザ発振器
ファイバーレーザ発振器
写真:ファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」
ファイバーレーザマシン「FOL-3015AJ」

2013年

ミヤチテクノス株式会社を買収しレーザ分野を強化

微細な溶接や加工に強みを持つレーザ溶接機や抵抗溶接機メーカー、ミヤチテクノス株式会社を買収。両社の技術を融合し、レーザ技術をさらに進化させました。

写真:当時のミヤチテクノス社の売れ筋商品 ファイバーレーザ溶接機ML-3060A
当時のミヤチテクノス社の売れ筋商品 ファイバーレーザ溶接機「ML-3060A」

2015年

売上高3,000億円突破

進化を続けるファイバーレーザ技術に対し、独自の革新的テクノロジーを搭載したENSISシリーズを発売。グローバルでの販売台数が加速し、売上高は3,000億円を突破しました。

これによりお客さまの変種・変量生産のニーズに応えるだけでなく、省エネによるコストダウンや環境負荷の低減にも貢献しています。

写真:ファイバーレーザマシン「ENSIS-3015AJ」
ファイバーレーザマシン「ENSIS-3015AJ」

2018年

アマダのIoT「V-factory」リリースし、スマートファクトリーを推進

板金工場 向けの IoT ソリューション「V-factory」の本格展開を開始。お客さまの金属加工機械の運用状態をリアルタイムに“見える化”します。また、お客さまの機械が予期せず停止することがないよう遠隔で監視し、停止が生じた場合も迅速に対応するIoTを活用したサポート体制を整え、お客さまの生産性向上に貢献しています。

写真:「V-factory」によるIoT活用
「V-factory」によるIoT活用

2018年

積極的なM&Aで事業を拡大。
金属加工をベースに多様なニーズへの対応力を強化

生産現場の生産性向上や自動化へのニーズが高まる中、金属プレス加工の自動化装置メーカーを買収し、プレスマシンと自動化装置をトータルで提供できる体制を確立しました。

また、北米のバンドソーメーカーを買収し販路と商品ラインナップを拡大しました。

写真:アマダのプレスシステムとオリイメックの自動化装置を組み合わせた高速タンデムライン・プレスシステム
アマダのプレスシステムとオリイメックの自動化装置を組み合わせた高速タンデムライン・プレスシステム

2023年

アマダ・グローバルイノベーションセンターで、
お客さまとともに、未来の共創を目指す。

「お客さまとともに金属加工の未来を共創する空間」というコンセプトをもとに、「アマダ・グローバルイノベーションセンター」をオープン。未来志向のモノづくりとイノベーションの創造に向けた取り組みを、世界へ発信しています。

写真:アマダ・グローバル・イノベーションセンター
アマダ・グローバルイノベーションセンター

お客さまのモノづくりを革新するために、
お客さまと共に挑戦を続ける
真のパートナーを目指していきます。