財務分析

経営成績

2026年3月期における当社グループを取り巻く環境は、米国の関税政策の影響や中東情勢の緊迫化を背景に、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような中、当連結会計年度の当社グループの経営成績は、顧客工場の建設遅延などによる受注残の消化遅延が見られたものの、M&Aによる事業寄与やAI普及に伴うデータセンター関連投資の恩恵を受け、売上収益437,372百万円(前期比10.3%増)となりました。
一方、既存事業では、米国の関税政策や人件費上昇といったコスト増などが影響し、営業利益は、44,798百万円(前期比8.7%減)となり、親会社の所有者に帰属する当期利益は30,554百万円(前期比5.7%減)となりました。

財政状態

2026年3月期の総資産は、前連結会計年度末比122,217百万円増加の772,109百万円となりました。流動資産は、企業買収に伴う連結範囲の拡大により、現金及び預金や棚卸資産が増加したことで、83,523百万円増加の498,034百万円となりました。非流動資産は、新たに連結対象となったグループ2社に係るのれん及び顧客関連資産等の無形資産を計上したことから、38,694百万円増加の274,074百万円となりました。
負債は、ビアメカニクス株式の取得に充てた借入金の増加により、前連結会計年度末と比べ105,609百万円増加の231,751百万円となりました。また資本についても、主に利益剰余金の増加や期末時点の円安による在外営業活動体の換算差額の増加などから、16,608百万円増加の540,358百万円となり、これらの結果、親会社所有者帰属持分比率は前連結会計年度末と比べ79.9%から69.4%へ、10.5%pt減少しました。

キャッシュ・フローの状況

2026年3月期の現金及び現金同等物の残高は、2025年3月期に比べ48,785百万円増の153,626百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フロー

2026年3月期における営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前利益や減価償却費などに加え、前連結会計年度に比べ、既存事業での棚卸資産の増加抑制や営業債権の回収進展など、運転資本の効率的な管理が奏功し、58,065百万円の収入(前連結会計年度は、46,192百万円の収入)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フロー

2026年3月期における投資活動によるキャッシュ・フローは、M&Aによる子会社化等の積極的な投資を実行した結果、25,168百万円の支出(前連結会計年度は、7,851百万円の収入)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フロー

2026年3月期における財務活動によるキャッシュ・フローは、ビアメカニクス株式の取得に充てた短期借入金の増加などにより、13,741百万円の収入(前連結会計年度は、42,420百万円の支出)となりました。