内部統制システム

基本的な考え方

当社グループの共通規範として「アマダグループ経営理念」および「アマダグループ行動規範」などを定め、内部統制システムの基本方針を周知徹底するとともに、内部統制システムの維持、向上およびコンプライアンス体制、リスクマネジメント体制の整備を目的として内部統制・リスク管理委員会を設置しています。また、財務報告の信頼性を確保するための内部統制の報告体制を整備し、その有効かつ効率的な運用および評価を行っています。これらのコンプライアンス体制ならびに財務報告に係る内部統制の整備および運用状況については、内部監査部門が当社グループの内部監査を実施しています。

「アマダグループ行動規範」

  1. お客さまの信頼の獲得
  2. 地域との共存
  3. 国際社会への貢献
  4. 法令の遵守
  5. 取引先との信頼関係の確立
  6. 政治・行政との健全な関係
  7. 反社会的勢力への対処
  8. 社会とのコミュニケーションの促進
  9. 従業員の自己実現への環境づくり
  10. 環境保全への寄与

図版:内部統制システムの図。取締役会の代表取締役のもとに、輸出管理本部、安全衛生委員会、内部統制・リスク管理委員会、環境エコ推進委員会があり、これらの委員会と取締役会は、監査役会と会計監査人によって監査されます。また、内部監査部門が業務執行部門およびグループ会社の内部監査を行ない監査役会、会計監査人、代表取締役取締役会え報告します。

コンプライアンス

当社グループでは、コンプライアンスの徹底を目的とした教育を実施するとともに、コンプライアンス違反発生時の対応に関する手順を明確化し、これを当社グループの各社に周知しています。また、法令違反・不正行為の早期発見と是正を目的として、内部監査部門および社外委託会社を窓口として匿名通報が可能な内部通報制度を運用しています。なお、2022年6月より施行された改正公益通報者保護法への対応のため「内部通報処理規程」を改訂し、内部通報者および調査協力者に関する守秘義務を徹底するとともに不利な取り扱いを受けない旨を定めています。コンプライアンス教育および啓発活動の推進については、集合教育および随時受講可能なオンライン教育を継続的に実施しています。

図版:コンプライアンス違反発生時の対応における体制図。

腐敗防止

アマダグループは、経営理念にある「高い倫理観と公正性に基づいた健全な企業活動を行う」に基づき「腐敗防止基本方針」を策定し、アマダグループすべての役員および従業員(※)はこれを遵守します。
なお、この方針における「腐敗行為」とは、権限を濫用して不正な利益を得る行為を指し、贈収賄、キックバック・リベートの不正収受、横領行為、資金洗浄、司法妨害等を含みます。

※本方針に定める「従業員」には正社員、契約社員、派遣社員、パートタイマー等を含む

腐敗防止基本方針

1. 法令の遵守

アマダグループすべての役員および従業員は、事業活動を行うすべての国・地域において適用される腐敗防止関連法令を遵守します。

2. 贈賄の禁止

アマダグループすべての役員および従業員は、直接間接を問わず、公務員等または公務員に該当しない民間企業その他事業者に対して、不正な利益や便宜の供与またはその申し入れを行いません。万が一、贈賄等の要求や示唆を受けたとしても毅然として拒絶します。

3. 収賄の禁止

アマダグループすべての役員および従業員は、直接間接を問わず、いかなる者からの不正な利益や便宜の受領またはその要求を行いません。

4. 教育・啓発活動の実施

アマダグループは、すべての役員および従業員に対して腐敗行為の防止に関する意識や理解を高めるために、本方針および関連規程を社内ポータル等にて常時閲覧可能とすることで周知徹底するとともに、定期的な研修等の実施による更なる浸透に努めます。また、本方針をホームページへ開示することで、ステークホルダーに対してもアマダグループの方針への理解浸透に努めます。

5. 通報制度の運用と記録の保管

アマダグループは、腐敗行為の防止に関する問題や疑念が発生した場合に、内部通報制度を通じた効果的な報告ができる体制で、内部通報者の匿名性を保護し、不利益な取り扱いを禁止します。報告を受けた場合には、誠実に調査・対応し、必要な是正を行います。なお内部通報の受付及び調査等に関する一連の記録(電子的記録を含む)は取りまとめの上、保管するものとします。

以上、アマダグループは本方針が効果的に機能しているかどうかを定期的に検証し、必要に応じて見直し・改善を行っていきます。