学生作品の部 全15作品

アピールポイント

• 圧力制御可能な０回転加工工具の設計・製作と活用

• 作品テーマを選んだ理由: 金型・精密部品などは、表面仕上げが要求されることが多く、作業の最後に熟練者による手仕上げが必要な場合がある。一部の磨きの自動化と細かな作業ができる。塑性加工の不思議さをアピールできると考えた。

• 使用材料を決めた理由: 軟質材、薄板表面のみの微小面ミガキ模様ができるか挑戦しようと思った。そこで塑性加工適用材料はA1050,C2600とし材料表面とビー玉、セラミック玉の接触面・トライボロジーの気づきをねらった。

• 最も重点を置いた点や箇所: A1050薄板0.2㎜の裏面に形状変化が無く、表面のなじみ加工効果が保てる薄板の簡単な固定、凝着が生じないことの確認。玉の押し付け圧力、軟質材硬さ、土台板硬さのバランスを考慮し再現性があること。

• 最も苦労した点や箇所: ビー玉、セラミック玉を塑性変形付与工具として、材料表面を移動させる時の押し付け時の圧力制御、薄板0.2㎜の固定、平面上に絵を作成する速度、動力プレス特別教育の学生取得、安全衛生教育を工夫した。

• 製作図面から実際に加工してみて気づいた点: 軟質・薄板ヘアライン部に、塑性変形付与によるファンタジーな装飾効果が得られている。微細加工・鏡面加工がソフトタッチに玉を活用することにより、高い製品精度のねらい値にできる可能性がある。