学生作品の部 全15作品

アピールポイント

• 作品テーマを選んだ理由: 「井の中の蛙…されど空の青さを知る」の意味を参考に視野の広さと１つの技能に対する探究心の両方を兼ね備えた生徒になって欲しいと考え、「井の外の蛙、大河と空の青さも知る」を科の目標として具現化した。

• 使用材料を決めた理由: それぞれの金属の特徴を、実際の加工を通して生徒に理解させるため、複数の金属を使用した。さらに、鉄にあえて錆をつけレンガでできている古井戸を表現し、銅に緑青をつけ草原を表現した。

• 最も重点を置いた点や箇所: 蛙の配置や井戸の高低差、各部の色彩により作品に立体感が出るよう作品をトータルコーディネートした。SUSを鏡面仕上げすることで井戸の中の水を表現し、水面に蛙が映り「我にカエル」も表現した。

• 最も苦労した点や箇所: 井戸を表現するために、どうしたら同じ品質でブロックを製作できるか生徒に考えさせながら製作した。また、ブロックの鉄板を長い時間かけて風合い良く錆させることで、古いレンガ調の井戸を再現した。

• 製作図面から実際に加工してみて気づいた点: 想像以上に蛙の部品点数が多く、細かい部品もあり、レーザ加工機を持たない当科では、コンターマシンで1つ1つ切断したため切断面の凹凸が多く、研磨作業が必要になったこと。