JMC 経営後継者育成講座

修了生の広場

第130期 修了生 感想 (順不同・敬称略)


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茨城県 飯田 健太


 JMCでの22日間の研修で、経営者を目指す中での「責任意識」が高まりました。そして、経営者になるための基本的な考え方、数字の見方、会社の分析力が身についたと実感しています。
 現場経験が少ない中での参加だったので、前期・後期不安な要素が多くありました。
ですが、研修を受ける中で、経営者としての考え方がわかり、少しずつ自分に自信を持つことができるようになりました。

 財務分析や労務管理などを通して、数字の見方が経営者としての考え方を学ぶことができました。特にマネージメントゲームをやる中で、時間内で戦略を立て、計画を実行できるか、人員配置、設備投資、材料の獲得、生産性など経営者として、状況を見極め、判断し、決断実行するといった経験ができ、楽しく経営を学ぶことができました。

 研修の中で、「是が非でも学んで、成長しないと、経営者としてストイックに実践できるようになろう」と肩肘張った状態で講義受けていました。そして、「すぐにすべて学んだことを実践しよう」と決めていましたが、それが大きな間違いだとJMC修了生OBの株式会光工作所、 中北徹代表取締役社長、そして有限会社武蔵工業、小瀬公嗣専務取締役に教えていただきました。
 「知識や方法などの引き出しは増やしても、タイミングを待った方がいい、学んだことを押し付けてはいけない、協力してくれる仲間を作ること、まずは信頼づくりから」この言葉は大きく私に響いた一つでした。

 自分が何をしたいかではなく、人のために何ができるか、何を必要としているか、相手を思い行動することが足りなかったと気づくきっかけになりました。
 JMCで経験できた財産を将来活かし、先ずは「あたりえのことをあたりまえにできる」自分づくりをします。そして前期で決めた目標の、人から「好かれる、信用される、頼られる人」になることを目指します。

 送り出してくれた、社長、専務、社員さんに感謝し、そして素晴らしい環境で学ぶことが出来たことに感謝いたします。
 出会えたJMCの仲間の木村圭佑さん、兼子拳吾さん、木下瑛治さんと共にこれからも切磋琢磨し頑張っていきます。出会えた仲間に、縁に本当に感謝いたします。

ありがとうございました。

愛知県 兼子 拳吾


 JMCの経営者講習に参加させて頂いて学んだ事ですが、経営者としての自覚という事よりも、自分がどんな会社にしていきたいのかを明確にし、あくまで講義は手法として引き出しを持つ事、また色んな方々との出会いがあり、その縁を人脈として広げていくのか、チームワークとしてどう自分が行動するべきかなど、たくさんの刺激を受け、勉強、気づき、感謝を含めて教えるのではなく、自分達で考えて行動して発見していく、一言では語りきれない程の凝縮された経験をさせて頂きました。
 このJMCに送って頂いた社長に感謝し、周りのJMC生にも助けて頂き今がある、無事終われたな。と実感しております。

 講義では戦略・財務・施策など幅広く学びました。色んな考え方があり会社は良くする為に、何が必要なのか?をなぜと深く考えていく考え、常に物事に向けての追求が人を強くする、本当に良い経験になりました。私の考え方において大切な謙虚な気持ちを忘れず、日々努力し続けて、当たり前の事を当たり前にやる。
 まだどんな経営者になりたい、という理想はまだ発見出来てないですが、早い段階で見つけていきたいです。一日一日無駄な時間もなく、貪欲に経験もし、すごく刺激ある講習会でした。

 そこで私がJMCに来て一番の収穫は130期のJMC生と出会えた事です。みんな最初会った時、とても思いが強く、これから社長になる人は違う、自分も意識を変える良いキッカケになると最初から感じていました。私以外のみんなは各個人、能力があり、ついていくのに精一杯でした。一日一日お互いの事を話、素で話した時、本当にこのメンバーで研修に参加出来て良かった。今では私の中でこのメンバーと研修をして経験出来た事はかけがえのない財産・思い出となりました。

 これからバラバラになっていくにあたり、自分はみんなに負けないように努力する事、しかし、焦る事はまったく意味が違ってくるので一つ一つ目標を持ち、着実に経験していきたいと思います。また、乗り越えます。130期の最年少として、みんなに負けないように、日々チャレンジし、ビジョンを持ち頑張ります。
 加えて伊藤さん、僕たちの支え、フォローがあったのでここまで楽しく成長出来たと思います。本当にアマダの関係者の方々、JMC生、伊藤さん、OBの先輩、今回の自分の経験にご協力頂いた方々、本当にありがとうございました。

 また、明日から新たな第一歩を踏み出します。JMC生として恥じない行動、また戻ってきた時、変わったって言って頂けるように日々尽力します。展示会等本当に楽しみにしております。
 経営者講習会、サイコー!! JMC130期生サイコー!!

福井県 木下 瑛治


 まず、率直に感じたことを書くと、あっというまの22日間でした。それだけ充実していたということでしょう。これだけ密度が濃い研修は初めてでした。出発当日は大雪で、電車が運休となり、急遽予定を変更して車で、電車が運行している駅まで向かわなければならなくなり結構大変だったのですが、研修が終わる今となっては、大雪でも無理して来て良かったと心から思います。

 研修に来て良かったと思う点は、経営のことを学べたこと、普段ならできない経験をさせてもらったなど、色々挙げられますが、その中でも1番は人との出会いです。たくさんの方々の経験や苦労、考え方などを聞いて多くの刺激を受けました。この研修に来なければ、普通に過ごしていたら、出会える機会がなかった方々に出会えたことに感謝致します。
 人との出会いの中でも、特に印象深いのが、やはり130期の3人です。出会った初日に色々と話してみると、年齢が近い、今の会社に入って間もない、前職があるなど、共通点が多いことが分かり、親近感を覚えました。このように同じ境遇の人に出会えることは余りありません。130期の皆とは、同じ講義を受け、同じ飯を食い、毎日卓球をして、毎日飲んでという日々を過ごすうち、いつの間にか悩みを皆で話し合う間柄になっていました。他にも、各自考え方が違うので、一緒に講義を受けたり話す中で、ふと気づかされることがあったりして、多くの影響を受けました。また、皆強みが違うので、グループワークでもそれぞれ強みを発揮して取り組んだりして面白かったです。研修が終わっても、悩みを相談したり、お互いに良い影響を与え合っていきたいと思います。
 今日で研修は終わりですが、むしろここからが本当の勉強のスタートだと思います。今回の研修で基礎的な知識、考え、心構えを知れました。しかし、知って終わりでは、何も学べていません。0と同じです。自社に戻って実践して、初めて学んだと言えると思います。
 実践してもうまくいかないかもしれません。しかし、実践することで、このやり方ではうまくいかない、ということが分かりますし、どうして失敗したのかということを分析すれば、次に活かすことができます。実践しなければ、何も得られません。今回の研修で、多くの講師の方々が「とにかく行動すること。行動しなければ成果は得られない」と仰っていましたが、私もこれから失敗をおそれずに行動したいと思います。
 経営の勉強というのはこれからずっと続きます。非常に大変なことだと思いますが、今回出会えた仲間たちと切磋琢磨して、成長していきたいと強く思います。

 最後になりますが、130期をずっと見守っていてくれた伊藤さん、末岡理事長をはじめとするアマダスクールの方々、アマダの方々、各講師の方々、工場見学をさせて頂いた経営者及び社員の皆様、大磯寮のスタッフの方々、そして130期の同期の皆さんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
 出会えたご縁に感謝致します。これからもよろしくお願い致します。

千葉県 木村 圭佑


『小さな事から始め、コツコツ続ける』

■JMCで受けた授業

企業見学:
VPSS体験講座、U社/K社様、富士宮工場、ソリューションセンター

座学:
経営者の仕事について、財務分析、中小企業の労務管理、国の中小企業施策、製造原価と5S、セルフエスティームの向上、経営戦略マネジメントゲーム、中小企業の戦略的方向性、経営者を目指して「戦略型経営の基本」、経営者の生き方

その他:
座禅、テーブルマナー、リードイン(凡事徹底)、浅間大社の参拝、Talk-Together、プレゼン「商機を掴む自社PR」

■学び

  • 気付ける人
    • 「成果を出す人」と「出さない人」との差は、無駄に気付けるかどうかである。「微差の追求」と「人を喜ばす」の2つを行う事で気付く人になれる。更に誰かに強要して行うのではなく、まずは一人コツコツ始める(一人光る→みな光る→何もかも光る)。
  • 次期経営者としての心構え
    • JMCで学んだ事をなんでもやっていくのではなく、社員の方々との信頼関係が成り立った上で実践していく。まずは社員の方々とコミュニケーションを取り、多少難しい要望も否定せず、一度は受け入れる。信頼関係が築けた上で少しずつ学んだ事を実践する。
  • 他社を知り、自社を知る事で経営ビジョンを立てる。
    • 自社についてSWOT分析行い、今後の経営ビジョンを立てる。
      ※ビジョンは目をつぶった時にイメージが思い浮かぶ状態でないと意味がない。
    • 5年後、3年後、1年後どんな会社にしたいのか事業計画を立てる。
    • 社員の方々に個人目標を立てていただき、月次レビューを実施する。
      ※目標があるとやりがいに変わる。例えば1年間の業務改革/自己啓発はどうしていくか?
  • 戦略を立てる
    • 売上を拡大する為には、「粗利益>固定費」となるような売上高を設定する。売上が決まれば、何を何個売れば良いのか?決まる。何個売れば良いのか決まれば、何をどのくらい仕入れるのか?決まる。仕入れと売る個数が決まれば、販売方法や製品の生産性などが決まる。
      ⇒PLCやPPMを用いて具体的にターゲット市場を把握。
      マーケティングの4Pを用いて具体的な戦略を立て、売上拡大に繋げていく。
  • その他の学び
    • 座禅の授業で畳の歩き方、お焼香の仕方など礼儀を知る事から始まり、木魚の説明を受けて、日ごろから疑問を持ち、知識を蓄えていく事が大切だと学んだ。
      企業見学を経て、生産性UPの為にはITを導入し「見える化」が大切である事。また板金業界でも女性が多く活躍している企業を知れた。
      プレゼンでは、「間」と「抑揚」が大切な事。また相手に問いかけを行い、伝えたいテーマをもう一度伝える事で、内容に一貫性が出て、思いが伝わりやすくなる。笑顔を出す為には、楽しむ事が何よりも大切であると学んだ。

■今後実践したいこと

  • 次期経営者としての心構えを身に付ける為にやること
    • どうしたら社員の方々は気持ち良く働けるのか?
      つまり自分はどうされたら嬉しいのかを考え、1つずつ実践していく。
  • 他社を知り、自社を知る為にやること
    • 自社と他社の情報を集める。
      ※自社は経営資源(ヒト/モノ/カネ/情報)について洗い出す。
      他社はHP/お客様に確認、工業会参加、帝国データバンクの活用等。
    • 情報を整理する為、SWOT分析を活用し、A4用紙1枚でまとめる。
    • 自社の数値について知る。
      ※過去数年分の財務分析を行い、比較。また「各勘定科目は何か」を知る。
  • 戦略を考えていく為にやること
    • 今後の世の中の流れを知る。
      ※IT化が進むとどうなるのか、金融関係はどうなるのか、今後の製品の需要はどうなるのか
  • 改善提案
    • より会社の環境が良くなるよう、に「あれ?」と感じる改善ポイントをどんどん出して、やりやすいものからやっていく。
  • 読書
    • 日経新聞で市場の流れや数字をキャッチ出来るように「とりあえず日経新聞を読める本」、過去の歴史に学ぶため「孫子の兵法」を読む。

■謝辞

 私たちが授業に集中出来るよう常に準備をしていただいた伊藤さん、また同じ境遇の同期の皆は向上心が高く、お互いの良い所/悪い所を伝える事でお互いに素が出せるようになったと思います。「頼れる(信頼できる)人をつくる」事がまさに実現できました。これからも宜しくお願いします。
そしてJMCのOB/アマダの方々、会社見学を快く引き受けていただいた方、本当にありがとうございました。
最後に、JMC参加へのきっかけとなった会長および社員の皆様、22日間という貴重な時間を作っていただき本当にありがとうございました。沢山の経験や学びを得られる事が出来、少しでも多くこれから自社へ還元していけたらと思います。