戦国甲冑・鷹 |
●材 質:SUS304、SPC
●板 厚:SUS304:0.1~0.3mm
SPC :0.6mm |
設計開始時点から、いかに重厚で迫力のある雰囲気を出すかを考えていました。そのために、どうすれば本物に近づけられるか頭を悩ませました。そして、学生の技術レベルでは難しいと予測していたので、本校に設置されているレーザー加工機を利用して、甲冑や鷹を構成する数多くの部品を製作。これらを重ねていくことで、より実物に近い質感を出そうと考えました。
何千枚もの細かい部品を手作業で磨くことに苦労しましたが、枚数を多くすることによって重厚さと迫力を出すことができました。これが、受賞のポイントになったのだと思います。
受賞の感想ですか?展示開始から結果をずっと気にかけていましたから、喜びよりも不安が解消されたという気持ちのほうが大きいですね。
●今後の抱負(市川茂樹教授からのメッセージ)
ものつくりの楽しさ・苦しさ、そして完成したときの達成感を多くの学生諸君に味わってもらいたい。技能は未熟であっても、失敗を恐れない柔軟な発想を具現化する方法や技術をともに考えていくことで、より実践的な教育を続けていきたいと思います。 |

田島 直道 氏

渡壁 正 氏
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