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溶接を主体とする組立品の部
株式会社齋藤工業(愛知県) |
ガスタービンの燃焼器 |
●要求精度: |
±0.5mm |
●材 質: |
INCO alloy HX
(AMS5536L) |
●板 厚: |
1.2mm |
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今回受賞した燃焼器の燃料ノズル部は、燃焼ガス混合の高効率化を図るために、同時5軸加工機によるインペラー削りだし加工で製作しました。
その結果、従来システムに比べCO2の発生量を削減。NOxやばいじん等の大気汚染物質も大幅に低減し、環境保全に貢献しています。
ニッケル超合金の板金溶接では、径リングのシュリンク工程を行うことによって、精度の高い真円度を確保。また、板金溶接の精度向上により、高効率の燃焼器が実現しました。「燃焼器の炉心温度1,500度、10,000時間以上の耐久寿命」。このずば抜けた耐久性も、評価の対象になったのだと思います。
今回の受賞は、さまざまなメーカーの国内外のモータースポーツに参戦協力してきた当社の技術、技能、研究成果であり、いままでの苦労が報われたと実感しています。
スピードスケートの清水選手が使用しているシューズのスラップフレームも、当社で製作しました。これからも、オリジナルブランド商品の開発など、いつもチャレンジする企業でありたいと思います。 |

代表取締役社長
齋藤 清隆 氏
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