製作にあたっては、溶接を極力少なく、かつ見せないように工夫しました。
製品の見本である「山鹿灯籠」が、和紙とのりだけで作った繊細・優美なものであるため、その感触を忠実に再現しなければ、と考えたからです。
見本の忠実な再現ができたのは、加工技術よりも展開・設計力が優れていたことによるものでしょう。もともと展示用として使っていたもので、電飾を入れたことが見栄えの面で有利に働いたかもしれません。
金賞?まさか!です。他の出展作品のほうが、加工技術で優れていると感じました。
またいつか新しいテーマを探し、もう一度金賞を受賞できるような製品を出展したいと考えています。
今回、出展に際して実感したことは、機械の加工技術に人間の手作業の技術が加わることで、まったく新しい付加価値(製品)が生まれる、ということでした。今後も機械と人間の技術の融合による、付加価値の高い板金加工を目指して頑張っていきたいと思います。
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写真中央
代表取締役社長 福田 俊作 氏
写真左側
専務取締役 福田 治 氏
写真右側
マーク加工部 志村 純 氏 |