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●材 質:SPCC
●板 厚:3.2、2.3mm |
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本製品はワークを脱油処理する遠心分離器のワーク収納カゴです。ワークを回転カゴに入れたとき、できるだけガタがなく、長時間遠心力(300G)に耐える剛性を持たせる必要があります。そのため、部品の組み立てはボルト締めとし、全体を組み上げた後、溶接を行っています。遠心力によって液だまりができそうな部分には必ず穴をあけ、フタロックは回転中にワークが飛びださないよう、外周全体をロックできるよう工夫。かつ、ロック板が遠心力で開くようにすることで、安全性を高めています。ボルト締めと曲げを随所に取り入れた、歪みのでにくい高剛性構造と、曲げ線上の穴あけ(丸穴)を左右対称にすることで曲げ精度を確保したことが評価されたのだと思います。
第10回の技能フェアにおいては同一部門で金賞をいただきましたが、今回はそれを上回る最高の賞をいただけたことは名誉なことで、喜びに堪えません。
当社は小さいながらも、環境問題の解決に欠かせない遠心分離器、洗浄機のメーカーです。今後、より優れた独創性の高い製品を作りだし、いっそう社会に貢献していきたいと思います。
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代表取締役社長
田中懸一 氏
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