第39回優秀板金製品技能フェア

学生作品の部 全8作品

学生508

BALLERINA

  • ・サイズ: W410 × D200 × H250 mm

  • ・精度: ± 0.5 mm

  • ・プログラム時間: 500 分

  • ・加工時間: 500 分/個

  • ・加工数量: 1 個

  • ・材質: ステンレス(SUS304)

  • ・板厚: 1.0 mm

  • ・作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 機構の考案

  • CAD/CAM

  • レーザ加工

  • 曲げ

  • スポット溶接

  • 組立

アピールポイント

本作品は武器としての鉄扇から脱却し、百合咲のチューリップの流線型と鋭利な先端の美しさと、チューリップの品種名のBALLERINAの如くバレエの躍動感を融合させた板金の芸術作品「鋼のチューリップ」である。

1. 流線型フォルムと緻密な開閉機構
AP100で流麗な花弁を描き、2枚重ねの構造で立体感を表現。10枚の花弁が18度ピッチで開閉するよう、1mm厚のSUS304に高さ2.5mmの3種の爪で「3枚で1セット」という独自機構を考案。可動軸にはカシメではなく、長さを最適化した専用ねじを自作して組み込んだ。
2. 徹底した試作と工程管理
複雑な積層組み立てでのミスを防ぐため全パーツにケガキで形状の種類と順番のコードを刻印した。更に、詳細な「作業手順書」を作成し、限られた時間内で効率的に作業ができるようにした。
3. 目立たないこだわり箇所
花弁の模様としてタイトルBALLERINAをモールス信号で刻印した。
バレエ=舞う=蝶の連想で、足元のフレームにアゲハをあしらった。
あえて表面磨きを行わず金属本来の質感を活かした。
  • 作品テーマを選んだ理由: 当校の展示エリアに鉄扇があり、その美しさに一目惚れし、武器としての鉄扇ではなく、自身の好きなチューリップとバレエをモチーフに「芸術的な鉄扇」を作りたいと思ったから。

  • 最も重点を置いた点や箇所: 百合咲のチューリップのフォルム。 AP100で円弧を駆使してチューリップの流線型を作り出すことと、扇を閉じたときに1本のチューリップの形になるような構造にすることに最も重点を置いた。(動画参照)