第35回優秀板金製品技能フェア
学生作品の部 全19作品
学生514
奨励賞(学生)
須磨水族館
神戸市立科学技術高等学校 (兵庫県)
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・サイズ: W118 × D115 × H75 mm
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・精度: ± 1 mm
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・プログラム時間: 30 分
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・加工時間: 30 分/個
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・加工数量: 7 個
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・材質: ステンレス(SUS430)
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・板厚: 0.3 mm
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・作品種類: オリジナル品
加工工程
機構の考案
CAD/CAM
レーザ加工
曲げ
接着
表面仕上げ
アピールポイント
全体的にアセトンとウエスを使い光沢が綺麗に出るようにして、正面の窓部分が一番目立つように仕上げました。
また、屋根部分をより本来の物に近付けるためにケガキで模様を制作しました。
そして、屋根部分の先端が合うようにハンマーでじわじわと曲げていき角度を調整したり制作面にねじれ部分を作り外観が良くなるように工夫をしました。
そのほかに、建物を単に立方体で作るのでなく窓などの細かい部分を作ることで建物の雰囲気を出せるように制作しました。
寸法を考えることで屋根が引き立てられるような寸法を考えました。
須磨水族館が来年でリニューアルしてしまうので須磨水族館の思い出を風化させないためにこのテーマを選択したのもアピールポイントのひとつです。
作品テーマを選んだ理由: 2023年5月に僕らの親しんだ須磨水族館がリニューアルするために本館が取り壊されてしまうので僕たちの思い出を忘れないようにこのテーマを選びました。
使用材料を決めた理由: レーザー加工の際にケガキを一つの面に多数行うため熱応力がかかってしまい、材料が曲がってしまうのでその熱応力に耐えられる材料や曲げ加工に適した材料を選択した。
最も重点を置いた点や箇所: 須磨水族館は屋根が特徴になっているので、それを再現できるようにレーザー加工のケガキで線を引いたり三角形でガラスの模様を制作し、光沢が出るように液体と布を使用して磨いた
最も苦労した点や箇所: 建物の立体を作る際に曲げるところで少し寸法がずれるのでそれを防ぐために少し余裕もって寸法を考えてレーザー加工し、曲げ加工をするときは手で曲げないといけないところもあったことです
製作図面から実際に加工してみて気づいた点: CADで立体表示したとき隙間ができていなかったが、実際に制作してみると屋根の先端部分に隙間ができてしまったり建物の平行が取れていなかったりしました。