第35回優秀板金製品技能フェア
造形品の部 全41作品
造形421
アマダ賞
螺旋と球体の融合
株式会社 マツダ (静岡県)
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・サイズ: W150 × D150 × H140 mm
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・精度: ± 0.5 mm
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・プログラム時間: 150 分
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・加工時間: 300 分/個
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・加工数量: 1 個
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・材質: ステンレス(SUS304)
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・板厚: 0.5 mm
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・作品種類: オリジナル品
加工工程
機構の考案
2D/3D設計
レーザ加工
曲げ
レーザ溶接
アピールポイント
「少ないピースでどれだけ表現できるか」をテーマに製作に臨みました。
デザインにおいて技術先行の発想ではなく、頭の中でイメージした形を3DCADでどれだけ表現できるか追求し、これまでの業務で培ったノウハウを活用し少ないピースで展開しました。
螺旋階段の曲げ工程に関して、曲げの順番をどの様にするかがポイントであり、試作を重ねながら最適な手順を探しました。
球体の曲げは、先端が細くなる舟型多円錐図法の展開を採用したので、先端に行くにつれ寸法のバラつきが生じやすくなる問題があり、レーザ加工後、鋼材から部品を切り離すのではなく、ジョイントで鋼材と繋がった1枚の板の状態のまま曲げ加工を行い、加工が完了してから製品を切り離してバラつきを抑えています。
溶接は接合箇所が多く複雑ですが、薄板を使用している為、少しの隙間でも欠落の原因になりやすく部品を密着させる必要があり、専用の治具で固定し、最終的な調整は職人の手で行っています。
シンプルな中にも板金・微細溶接の技術と経験が詰め込まれている作品に仕上がりました。