左
[ 専務取締役 ]
植木 剛彦 氏

中央左
[ 代表取締役 ]
植木 次義 氏

中央右
[ 製造課長 ]
高橋 浩 氏

右
[ ウェルディングリーダー ]
望月 健二 氏

出展作品の「240面体」が厚生労働大臣賞をいただき、社員一同、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

出品に際し、完成の形のイメージはありましたので、複雑な形状をあえて1枚の板で展開した作品を製作してみたいと考え、挑戦しました。

苦労した点は曲げ角度のデータを出すところです。3次元CAD図を作成し、それを元に角度ゲージを製作いたしました。そして1枚板の展開が4ｘ8サイズの板におさまるように何度も設計変更しました。曲げ加工は材料が加工機内に入らなくなるので、手曲げで曲がるようにスリットをいれて対応しましたが、角度により伸びが違うため計算どおりにはいきませんでした。溶接では少しでも寸法がズレていくと次の溶接点が合わなくなり、最終的な形にならなくなるので、1ヵ所ずつ角度を確かめながら溶接していきました。また、一度溶接してしまうと微調整がきかなくなるため、精度の高さが求められました。

このような素晴らしい賞をいただけましたことは、会社一丸となった中で、全社員のがんばりとその家族の協力の賜物と感謝しております。また九州シートメタル工業会の中でアドバイスをいただいたり、切磋琢磨したりできていることも一因であると思い感謝しております。今後は、若い力を育てながら、皆さまの加工のヒントになるようなものをつくっていくことを目指してまいります。