右　代表取締役　三輪慎一郎 氏
左　生産技術工場長　吹田三千男 氏

　通算3度の出品で、いずれも入賞を果たすことができ、大変嬉しく思い、皆さまに感謝いたします。
　会場で他社の製品を拝見しましたが、そのレベルの高さに驚きました。高い技術の製品が集まる中で、受賞できたことは幸運な結果だと思っています。
　この製品は、中国の刺繍会社からの依頼で製作したものです。お客さまからの要求が厳しく、精度はいうに及ばず、特に美観、手触り等の感覚的な要望も多く、繰り返しでのサンプル提出に苦労しました。数回の試作の後、加工者の経験と最新のマシンの組み合わせにより、要求に応える製品を製作できました。
　受賞できたのは、これらの製作過程での、金型を使用しないリブ加工や、絞り加工の完成度を評価していただいたものだと考えております。
　今後も、設計者とユーザーの接点に立って、両者に求められる技術を持った会社でありたいと思っています。また、独自の自社開発商品も世に送り出したいと思っています。