左
[ 製造部 プレス部品課 課長]
小出 素久 氏

中央
[ 取締役 ]
稲垣 喜昭 氏

右
[ 生産技術部 生産技術課 ]
福富 純平 氏

この度は、当社の「板金編み込みキューブ」を評価していただき、初出品にもかかわらず金賞を賜り誠にありがとうございました。

出展までの道のりは険しく、試行錯誤し3年以上を費やしました。「今年こそ思いをカタチにしたいと」悩んでいた時プロジェクトメンバーからの何気ない一言から始まり、ようやくいい作品が出来、第30回優秀板金製品技能フェアに出展する事が出来ました。

今回の作品で、最大のアピールポイントは、溶接なしでいかに繋ぎ目がわからないようにするかというところです。社内実験で20人に質問してみたところ、全員が「繋ぎ目がわからない」と回答し、狙い通りの作品ができました。

ここまでの苦労した点は、曲げでの精度1山±0.1以下の精度で曲げないと山の間隔が広がったり狭くなったりするので編めなくなってしまうこと、レーザー加工では編んだ後にレーザーカットするので、形状が不安定で精度よく切らないと組み付け時に綺麗に重ならないこと、レーザー後の曲げでは組む時にいかに平面を綺麗に見せるかなど様々な難点を1つ1つ試行錯誤しながら製作しました。

自分達で考え、工夫してつくり上げたことで、色々な学びと経験を得ることができ、今後のモノづくりに対する意識も変わったと思います。これからも、私たちは、お客様に「高い技術力」「安心・信頼」と「感動」を提供していくことを目標に努力していきます。