第37回優秀板金製品技能フェア

学生作品の部 全16作品

学生506

奨励賞(学生)

イッカク

愛知県立春日井工科高等学校 (愛知県)

  • サイズ: W750 × D250 × H235 mm

  • 精度: ± 0.01 mm

  • プログラム時間: 30 分

  • 加工時間: 1 分/個

  • 加工数量: 32 個

  • 材質: 軟鋼(SPCC)

  • 板厚: 1.0 mm

  • 作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 機構の考案

  • モデル制作

  • 2D/3D設計

  • CAD/CAM

  • レーザ加工

  • 曲げ

  • 溶接

アピールポイント

本作品の台座がタコになっているが、その理由はイッカクの好物で食物連鎖の中で、イッカクの巨大な体を作って支えている様子を表現したかったからです。

また、イッカクの象徴ともいえる牙は、実際にねじれながら成長している様子が見られる。

そこで、一枚の板をらせんを描くように鍛造し、巨大な牙の勇ましさを表現しました。

背中のごつごつとした様子も表現したかったので加工する数は多くなりましたが、ひとつひとつ丁寧に鍛造して溶接することができました。

  • 作品テーマを選んだ理由: インパクトのあるものを作りたかったから

  • 使用材料を決めた理由: 普段の実習で利用していたので加工に慣れていて、入手もしやすかったから。

  • 最も重点を置いた点や箇所: 冷間鍛造で丸めた背骨部分を工夫しながら半自動溶接機で溶接した。背骨の丸くごつごつした感じを出したかったのでハンマで叩いて背骨部分をうまく表現できた。

  • 最も苦労した点や箇所: レーザー加工で材料の切断することができたのはよかったが、普段実習でやらない鍛造が大変だった。特に頭部の形状は加工するのに苦労した。

  • 製作図面から実際に加工してみて気づいた点: アイディアをCADで作図する際になかなか思った通りに行かなかった。ある程度作ってみてはめ合いの部分で入らなかった部分は、追加工が必要で、修正に苦労した。