第37回優秀板金製品技能フェア
単体品の部 全121作品
単体076
単体品の部 グランプリ
花ぐるま
株式会社 坂口製作所 (大阪府)
-
・サイズ: W90 × D90 × H45 mm
-
・精度: ± 0.3 mm
-
・プログラム時間: 60 分
-
・加工時間: 5 分/個
-
・加工数量: 1 個
-
・材質: アルミ(A5052)
-
・板厚: 1.0 mm
-
・作品種類: オリジナル品
加工工程
展開
プログラム
レーザ加工
表面仕上げ
曲げ
アピールポイント
株式会社坂口製作所の出展作品「花ぐるま」(図1)についてご説明いたします。
図2のような紙の包装を御覧になったことはないでしょうか? これは、花ぐるまと呼ばれる包装方法で、一枚の紙からできており、どこか一つの端をつまんで引っ張るだけで開くことができます。今回の作品は、この形状を金属で再現することに挑戦したものです。
紙の花ぐるまを展開すると、図3のようになります。しかし、この展開をそのまま金属に流用することはできません。特に折り重なる部分については、無駄折りでの再現が困難であることが判明しました。
試行錯誤を繰り返し、最終的に図4の展開に落ち着きました。細かいですが、部材が折り重なる部分には板厚を考慮し、わずかな切込み、切り欠きを加えています。
次に実際の加工工程を説明します。上記展開のブランクをLAで切り出した後、影タガネの手法を模して、曲げ線上をプレスブレーキで押して内のりを減じました(図5)。影タガネを加えた部分を少しづつ手作業で曲げていき、形を整えていきました(図6)。
弊社の板金加工の知恵とノウハウが詰まった作品に仕上がったと自負しています。
図2のような紙の包装を御覧になったことはないでしょうか? これは、花ぐるまと呼ばれる包装方法で、一枚の紙からできており、どこか一つの端をつまんで引っ張るだけで開くことができます。今回の作品は、この形状を金属で再現することに挑戦したものです。
紙の花ぐるまを展開すると、図3のようになります。しかし、この展開をそのまま金属に流用することはできません。特に折り重なる部分については、無駄折りでの再現が困難であることが判明しました。
試行錯誤を繰り返し、最終的に図4の展開に落ち着きました。細かいですが、部材が折り重なる部分には板厚を考慮し、わずかな切込み、切り欠きを加えています。
次に実際の加工工程を説明します。上記展開のブランクをLAで切り出した後、影タガネの手法を模して、曲げ線上をプレスブレーキで押して内のりを減じました(図5)。影タガネを加えた部分を少しづつ手作業で曲げていき、形を整えていきました(図6)。
弊社の板金加工の知恵とノウハウが詰まった作品に仕上がったと自負しています。