単体品の部 全64作品

大学・企業・中小企業支援機関が共同で企画実行する「三機関学び合いプロジェクト」において、大学の幾何学研究室と共に取り組みました。

昨今デジタル化が進む中、遊び心と感性を最大限に生かして幾何学の技術と工業技術を融合させたメビウスの帯を作成しました。

●見所

①表側を辿ると裏側に回り込み、再度表側に戻ります。

②平面には展開できない形を、細いレーンに分ける事で展開図に変換している。

③レーンに沿って車を走らせると、ハンドルを右に切って、戻して、左に切ってというような複雑な動きをする。(幾何学によって作成した付属の展開図を参照）

●作成の見所

①自己交差しない様に工夫した１ピースの展開図から滑らかな局面を組立てている。

②設計図を数学的に厳密に設計する事で捻れ加工の困難さを克服し全体の形を素材の弾性のみで整えている。

③最終的には製品が、職人技術による一点物ではなく量産出来る物になった。