左
[ 代表取締役 ]
田名部 淳 氏

右
[ 主任 ]
世戸口 大輔 氏

応募作品が経済産業大臣賞をいただき、ありがとうございます。このような大変名誉ある賞をいただき、社員一同驚いております。あらためて応援いただいた皆さまに感謝しております。

この作品をつくろうと思ったきっかけは、今までとは異なるやり方、つくり方でどのようにしたら、面白い作品や、新しい板金製品をつくりだすことができるのか挑戦してみたかったからです。

苦労した点は、本作品の先端部分のスリットの位置、幅、長さです。位置が違うと思ったように曲がらず、幅が違うと板と板がせって曲がらなかったり、広すぎると溶接がうまくいかず、何回もやり直しました。

この度の作品の製作過程で学んだことは、本体を二分割で製作することで、プログラムの時間は増えましたが、曲げ、特に溶接の時間を短縮できたことです。これにより作品製作の全工数も通常の時間より短くなったと思います。

また、簡易型、特型をつくらなくても、スリットを入れることで、手曲げでR曲げの形状を形づくることができ、特型の費用も抑えることができます。

今後は、この経験を生かして新しい仕事や若い世代への技術伝承をしていくことに加え、今以上の技術を身につけていきたいと強く思っております。