TOP>カリキュラム> JMC講師からのメッセージ

JMC講師からのメッセージ

▲カリキュラムへ戻る
対話力の向上と戦略展開能力を高めるJMC
 
尾又啓介氏

『中小企業施策活用講座』担当 尾又啓介氏
(中小企業診断士)
 
  2004年度からJMCにおいて、国の中小企業施策の活用、経営革新計画の策定手法を担当しております。全国からの次代を担う後継者の皆様の経営革新に向けた熱き議論を講師の立場でサポートさせていただくことに毎回大きな喜びを感じている次第です。私は過去10年間で全国43都道府県を訪問し、300社以上におよぶ中小企業経営者の皆様のお話を伺う機会に恵まれました。その活動の中で感じた今後の中小企業経営成功の3つのキーワードをあげてみたいと思います。
まず、第1に『自社の経営環境を正しく理解し、実践的な戦略を立案する』ということです。環境変化の激しい時代こそ、定期的に自社の経営環境を監視し、変化に対応するスピード経営が求められます。
第2に『社員をやる気にさせるリーダーシップ力を身につける』ことです。人間は自分のやるべきことが明確になり、取り組む方向が明らかになったときは貢献意欲が高まるといわれています。コンサルティングの場面でも、社員がリーダーの熱き情熱を感じ、社員一人ひとりがやる気になっている企業のパワーに驚かされることがたびたびあります。社員それぞれの個性を活かしつつ、自社の進む方向を正しく示すリーダーシップは、企業経営成功の必須条件といって過言ではありません。
第3に『対話力とプレゼンテーション力の向上』です。経営の方向性を考える場合、一人だけの考えではなく、経営幹部の意見を対話の中で取り入れ、さらに営業の現場、モノづくりの現場を担当する社員の実践的な発想をうまく取り入れて経営の方向性を考えていくことが非常に重要です。また、社員あるいは金融機関に対して、自社の経営戦略をできるだけわかりやすく伝えていくプレゼンテーション力の向上も大切な能力であるといえます。私の講座では、JMCに参加された後継者の方々が仮想企業経営幹部になって、経営革新計画を策定し、プレゼンテーションを行う対話重視の実践的な講座を意識しております。この講座を通して、これからの経営に必要な3つのキーワードを実行できる能力を身につけていただけるよう、私自身も後継者の皆様に負けない熱き思いで取り組んで参ります。
JMCは全国各地から次代を担う後継者が集う場所です。実践的な講座に学び、参加されたメンバーと積極的に意見を交換する機会は、自社の将来の方向性を構築する力量をつける近道です。JMCは次代を担う後継者の成功を心を込めて支援する“実践経営道場”といえるのではないでしょうか。
人材育成情報誌『板金大学』2005年9・10月号より
▲このページのTOPへ戻る
 

Copyright AMADA JMC