人材の能力開発と育成

基本的な考え方

「創造と挑戦を実践する人づくり」は、アマダグループの人材開発の基本理念です。外部環境の変化に柔軟に対応して価値創造にチャレンジする姿勢や、課題解決に向けて考え行動する力がお客さまとともに成長する原動力であるといえます。そして、さらなる成長を目指すためには、多様な人材が自ら成長し活躍することが重要であると考えています。

人材育成方針を「多様な人材の能力開発と自律的なキャリア形成支援」として、社員のキャリアステージやキャリア意向を踏まえたジョブローテーションや教育研修を行っています。加えて、ビジネスリーダーおよび女性リーダー、グローバル人材、先端・専門分野における技術人材の育成強化に取り組んでいます。

目標と実績

♦1人あたり教育研修時間
2022年度実績 2025年度目標
37.6時間
(国内事業会社)
40時間
(国内事業会社)

取り組み

ビジネスリーダー育成

アマダグループの持続的な成長を牽引するビジネスリーダーを育成するために、若手から中堅社員の教育・研修に力を入れています。半年間かけてビジネス基礎や金属加工の基礎を身に付ける「新入社員研修」をはじめ、その後もジョブローテーションや階層別・職種別の教育、早期にマネジメントを経験する機会の提供など、多角的な取り組みを通して社員の能力開発と自律的なキャリア形成を促進しています。
また、女性管理職の候補者に対しては「女性リーダー研修」 を実施しています。マネジメントスキルやコミュニケーションスキルを磨くためのサポートはもちろん、将来キャリアアップすることに対する不安解消や意識醸成の場としても活用しています。

技術やビジネスの革新を担う次世代を育てる 「ENGINEプログラム」

「ENGINEプログラム」は、入社後の10年間程度で若手の能力開発 と次世代人材の育成を行うための体系的な育成施策です。入社後 3年間は、先輩社員がブラザー・シスターとなり身近で育成支援を 行う制度をはじめ、定期的なキャリア面談、階層別・職種別のOFF-JTなどを通して、若手社員の能力開発を促すとともに、伸び悩みのサポートやモチベーションの維持などを図っています。

技術人材育成

アマダグループの特長である「直販・直サービス体制」を支える人材の技術教育に注力しています。
「アマダ・グローバルイノベーションセンター(AGIC)」において技術的な提案を行うために、営業担当者向けの商品教育を強化しました。サービスエンジニアについては、自社設備を用いた実践的な教育プログラムを通じて着実なスキルアップを行っています。若手技術者には開発テーマを提案できる制度や研究成果を発表する場を設けるなど、チャレンジする機会を充実させています。また、製造やサービス分野におけるDXを推進するための専門人材の育成に着手しています。
2024年には「技術人材の育成強化」を目的に、社員向けの技術教育センターを開設し、さらなる技術力や提案力の底上げを図っていきます。

グローバル人材育成

「中期経営計画2025」で成長戦略の1つに掲げるグローバル市場の拡大を実現するため、世界で活躍する人材の育成、配置が重要課題となっています。そこで、「グローバル人材登録制度」を設け、海外赴任・海外関連業務を希望する社員に様々な教育や研修機会を提供しています。
海外現地法人で事業活動や市場動向を学ぶ「海外研修制度」は、若手社員が早期にグローバルビジネスに触れる機会として毎年実施しています。一方、海外現地法人のリーダー候補者が本社で事業戦略や日本のモノづくりを学ぶ相互理解のための研修も計画しています。
その他、「語学学習支援制度」や「グローバルビジネス基礎教育」など、海外業務に必要となる幅広い知識やスキルを習得するための制度や研修機会を設け、アマダグループのグローバル成長を支える人材を継続的に育成しています。

海外研修生インタビュー

アマダ 生産管理部 男性社員(20代)
アマダアメリカに派遣

日本と異なる環境下で工場運営や考え方の違いを知ることで、今後製造において日本本社と現地法人との連携や調整を担いたいと思い、海外研修に挑戦しました。
アメリカでは工場全体のヒト、モノ、カネの流れを学んでおり、製造の利益目標達成のために、課題の抽出や対応策を立案する能力を身に付けることを目標に、日々の研修に取り組んでいます。

アマダの製品・製品の修理/復旧、および企業活動についてのお問い合わせ窓口をご案内しております。