造形品の部 全50作品

この作品は美しさにプラスして、押しても引いても倒れずに、自身でバランスを取る革新的な作品です。

デザインは既存の物ではなく、バランスが引き立つ形を話し合い、凛としたオリジナルデザインとしました。

設計にはSolidWorksの重心機能を活用して重心位置の測定を行い、2D/3D設計を使い分けることでデザイン性を考慮した多面体をモデル化しました。

製作では、曲げ工程はRG35を使用して正確な角度を出し、ヒレ部は手曲げで隙間の無い角度出しを行いました。

溶接工程は、0.8tと薄板の溶接で破れない様に慎重に作業を行い手順も考えながら組上げました。溶接のビードや金メッキ膜厚のグラム単位のバラツキによってバランスが崩れ、１点で支えることが出来なくなり、重量計算と微調整を繰り返して完成に至りました。（添付書類参照）