JMC 経営後継者育成講座

修了生の広場

第124期 修了生 感想 (順不同・敬称略)


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東京都 枝松 宏樹


JMC講習を振り返って

 JMC講習前の私はどちらかと言えば、1人の現場作業者での立場的発言が多く、内容に対しても目先の事にしか向けられていなかった様に思います。
 しかし、JMC参加にあたり、後継者への自覚や、それに伴う知識量・人間性を培っていくことの重要さに気付くことができました。

 振り返ると講義の中に、『自社/自己を知る・行動する』というテーマが多く散りばめられていた様に感じます。

計数感覚の養成 : 数字的に自社を知る。それに基づき経営計画書を作る。
プレゼンテーション : 自社を知りそれを他者へ伝える。
自己分析 : 自己意識と客観的見方では違いがあり、数値的に現状を見て、なりたい自分にはなにが必要なのか考える。

 これらの講義内容を踏まえ自己/自社と向き合い今後のビジョンを明確にする事にあたり活用していきたいと思います。

 又、今回参加されたメンバーとの交流は自分にとって大きな財産になったと思います。事業後継者という同じ境遇の中での現状、自社で置かれている立場、今後の不安等、様々な事をお酒も交えながら意見交換できました。
 少し自分より年齢が高い方は、自社株取得・工業会の事、多方面で情報を得ることができ、5年後の自分はどうだろう。と様々な分野で自問自答する機会を頂き、考え方を変えるキッカケとなったと思います。
 22日間という短い期間ではありましたが、多くの課題を楽しく、一緒に乗り越えられたことを糧に自社での経営に生かしていきます。

 最後になりますが、伊藤さんをはじめアマダスクールの方々と講師の方々、寮のスタッフの方々、JMCに参加させてくれた社長はじめ社員の皆様。
 この場をつくって頂き皆様に心から感謝致します。


JMC124期の皆様

 所在地もバラバラですが、この先も互いの強心剤になりますよう連絡も取りながら頑張っていきましょう。本当にありがとうございました。

愛知県 久野 将臣


心境

 前期を終えて一度会社に戻り、再び後期を迎えるにあたってカチコチな緊張感というものは無く、むしろ自分は早くみんなに会いたくてウズウズしていました。

 後期一発目の授業は自分を知る為の内容で、今の自分にはぴったりの内容でした。
ちょうど前期で、孫子の兵法の本を少し見た時に「彼を知り己を知れば」とゆうフレーズを見たのを思い出し、自分の事を知れる良い機会だと思いワクワクしました。
 結果、自分は8割型当たっていたなと思いつつも、こんなのが自分なのか?という疑問もありましたが、自分の事を今まで知らないのだから疑問が出ても不思議ではないと思いました。素直に受け止めてプラスに考えていこうと思いました。
 結果を自分だけでなくメンバーの5名に知ってもらえたのと、メンバー5人のも知れた事は後期の授業や話をしていくにあたって物凄くプラスになりました。

 そしてマネジメントゲームをした時に自分の姿が浮き彫りになりました。
結果は惨敗で、倒産、マジか・・・と思いながらもゲームを終えてから一歩下がって見てみると当然の結果かなと思える内容でした。ここで自分の事をもっと知らなくてはという焦りみたいなものを感じました。流されないように生きるには、周りを見るのは大事ですが自分の事を知らないと周りに流されている自分にも気付かない、終わってみてから初めて全体が見えてくる、これからの課題が見えた気がしました。

 そしてプレゼンテーション、この内容は前期からもやっていて前期と後期の1週間の間の準備と、伝える力が試された内容でした。ここでも自分に足りない事を学ぶ事ができました。それは準備です。仕事でいう所の段取りに当たるのかも知れませんが、こんな位でいいだろうという感じの準備をしてしまった為に、作って行くうちに何度も詰まりました。
 ここで救われたのはメンバーからのアドバイスでした。当初作った内容が激変し自分では気付けない所を沢山教えてもらい、なんとか資料は作成できました。
 練習していくうちに、内容が凄い人、話が上手な人、まとめるのが上手な人、が現れてきました。自分はこの3つには属せなかったのですが、みんながやってない事は何かないかとみんなの練習を見ながら考えていました。そこで閃いたのがゆっくり話す事でした。
 内容の薄い自分には発表時間の「10分話す」という時間稼ぎにもなるし、ちょうど良いと思い、内容よりゆっくり喋る練習をすることにしました。
 無駄な日本語を話さないようにする練習もしました。(あの、その、えっと、など)

 本番を迎えガチガチになりながらも、ただゆっくり話す事だけに徹しました。
なんとか終えましたが話している時にまた気付いたのが自分のカツゼツの悪さでした。
その後の先生のアドバイスで一番ゆっくり話せていたと言われ、合わせて堂々と話しているように見えたとも言われました。一つの事をやって二つ褒められたのでやってよかったなと思いました。

 今回後期の内容は自分と相手を知るという内容と、自分の会社と相手の会社を知るという内容、その中でどう手を打っていくかという講義内容があり、自分の課題を見つけるにあたってすべての内容が繋がっているなと思いました。
 自分を知って、相手を知って、そこで考えて、みんなに伝える。文字だと簡単に書けますが、これが会社をやっていく中で一番重要になっていくポイントなんだと思い、これからどういう事があっても考え方の面で非常に役にたつなと思いました。

 後は、自分の知らない情報を本や新聞などから沢山仕入れて、色んな人に沢山教えてもらい、そして自分で考えて最善の道を選んでいきたいと思いました。
 今は出来るようになった気でいますが、自分自身に暗示をかけてプラスな考え方を持ち、自分をコントロールできたら今の何倍も強い自分に近付ける・・・そんなワクワクした今の自分の心境です。

山口県 田谷 真幸


一期一会
~笑いっぱなしの22日間~

 よく笑い、よく学び、よく呑んだ22日間だった。人生のうちで、これほど充実した時間をこれほど長く過ごすことは、これが最初で最後だろう。生きていてこの言葉を使う日が、ここだとは想像していなかった。
これほど恵まれて幸せな時間を過ごせたのは、一言でいうなら「人」だと考える。父と母が戦後の混乱期を生き抜き、そして、苦労して会社をここまで大きくし、それを支えてきた社員全員の力もある。さらに、私を支えてくれる妻の存在も欠かせない。そこに、今回のJMC124期生の面々が加わった。

この研修が始まったその日の夜に、この研修は何となく上手くいく予感はした。まずは呑もうということになり、お互いの緊張をほぐすことになったのだが、話していると、皆の真面目なところが感じられた。不安もあったが、安心感も少しあった。そして、翌日の朝にそれは確信に変わった。初日の体操から寝坊した私を、伊藤さんがお越しにきてくれたのだが、その起こし方といったら感心した。扉を叩く音が聞こえ、「まずい!」と飛び起きると、「殿、お時間でございます。」と言って、左膝をついて左腕は後、右腕は頭の前に構えている伊藤さんがいる。「この人には勝てないな。」と思った。後々のJMC卒業生とのやり取りを見ても、まるでカメレオンのように自分の立ち位置を変えることが出来る。いじられキャラになったかと思えば、常に羽目を外したりしないように眼を光らせているし、少数派への配慮も欠かさない。例えば、煙草を吸わない人のために談話室を禁煙にする提案をしたり、早く部屋に戻りたい人のために時間を区切って解散を一度促してみたりと、表現が強制的でないのにそう動いてしまうという人の動かし方が素晴らしい。
伊藤さん抜きに、今のJMCの運営は成り立たないし、この雰囲気は作れないと言い切れる。とは言いながら、懲りずにまた寝坊したり、前半最後に急性胃腸炎を患って病院に連れて行ってもらったりと、ご迷惑を多々かけてしまった。反省。

 一方で、あまりの楽しさにあっという間に22日間が終った要因には、充実した内容の講義の数々が挙げられる。これまでに何度も受講内容を吟味して改善を重ねてきているというだけあって、無駄な講義が一つもない。社長というと、偉そうにふんぞり返っている上にやたらと口は出すという印象で、社長の仕事が何と何があってどうやっているのか分らなかったが、おかげで、社長の仕事が具体的に分かった。

 どの講義も良かったが、社長の実務に必須なのは、以下の3つだと考える。

  • 経営者の仕事とは?
  • 財務分析
  • 戦略マネジメントゲーム

 次に、会社の運営全般に関して外すことが出来ないものは、以下の3つだろう。

  • 中小企業の戦略的方向性
  • セルフエスティーム
  • プレゼン発表

 「経営者の仕事とは?」の藤田講師からは、組織作りの肝心要の数々を教えて頂いた。特に根拠に基づいて人事評価制度を作り、給与で判断していくなどの話が印象に残っている。
 そして、これとは少し違った観点と手法で臨むのが、「中小企業の戦略的方向性」の今瀬講師で、七五歳だというのに実に楽しそうに生きておられる様子で実に笑顔がよく似合う。「自分が七五歳になった時に、あれぐらい笑えていたい。」と、実務とは違う所でも考えさせられた。
 次に、財務分析は、後の戦略マネジメントゲームでも使うことになるし、具体的に会社の状態を分析して判断していく上で欠かせない。この講義も外せないだろう。
 そして、戦略マネジメントゲームでは、経営の醍醐味と実感を経験することが出来る。難易度が抜群にほど良く調整されていて、経営の“コツ”が見えた。
 セルフエスティームでは、自分が気付いていない部分や特性も表れていたし、プレゼン発表では、自分自身のことも会社のことも両方様々なことを知ることが出来た。ここで嬉しかったことの一つに、自分自身も含めて成長の瞬間を見れたことが挙げられる。初めは原稿とスクリーンだけしか見れなかったが、3回・4回と発表するにつれて前を見れるようになり、無駄な日本語も言わなくなり、聞き心地が良い発表になるあの瞬間は、やっていても見ていても素直に「凄いな。」と感動した。そして、夜中まで資料の作りこみと発表の練習をして、本番のプレゼン発表が終わった時の達成感は、この研修の中で最高だった。

 5人の仲間と出会えて、人づきあいが好きではない私が、珍しくこの出会いを大切にしていきたいと思う。そして、この124期生全員が、倒産せずに会社を永続させていくことを願う。

 最後に、あらためてこのJMCの運営に関わっておられる全ての方々に、この場を借りて厚く御礼を申しあげたい。ありがとうございました。

静岡県 根上 洋平


 前期12日間、後期10日間の第124期JMC、お疲れ様でした。「22日間」と言う数字だけ見ると非常に長い期間に思えますが、実際にJMCで生活してみると在り来りの言葉ですが、まさに「あっ」と言う間でした。今、振り返ってみるとそれだけ濃密な日々を過ごしてきたのだと思います。

 この種の研修は様々な所で何度か受けていましたので正直なところあまり期待感はなく、淡々とした日々、ありきたりの内容が続くのだろうと思っていました。しかしJMCは見事にその予想を覆しました。

 講義の中で後継者・経営者として必要な知識・考え方を教わる以外にも、講義外の時間に先生のお話を伺ったり、素朴な疑問、受講生それぞれの会社で起こっている問題について質問したり…。多くの先生方にお会いしいろいろなお話を聞けた事は今後、経営者になっていく者として一つも無駄になる事はないと感じています。ありがとうございました。

 また今回、個人的には受講メンバーにとても恵まれていたと感じています。どの期の方もその様に思うかもしれませんが、第124期は間違いなく「仲間思い部門」、「笑いの絶えない部門」、「ここぞと言う時のチームワーク部門」では「No.1」だと断言出来ます。本当にこのメンバーでJMCでの時間を過ごせた事を幸せに思います。

 最後に一応、メンバー最年長と言う事なので偉そうにもメンバー皆さんに一言。

枝松君
 物事に対しての着眼点や時々見せる思い切りの良さは君の強みだと思います。色々ご苦労されているようですが、今は修行の時。強みを伸ばして羽ばたいて下さい。

久野君
 落ち着き払ったクールな雰囲気・渋い声、ですが優しい笑顔、可愛らしいボケに癒されました。プレゼン発表の際も最年少とは思えない堂々とした立ち居振る舞い、立派な経営者になるよう邁進して下さい。

田谷さん
 幾つもの伝説とあだ名を持つ男。田谷さんには何度も助けられました。ありがとうございました。様々な経験・知識をお持ちで独特の感性と話術は誰にも真似できない才能だと思います。素敵な経営者になって下さい。

野村さん
 芯がしっかりしていて逞しい、だけど茶目っ気たっぷりの気取らない素敵な女性ですね。紅一点でご苦労された事もあったかもしれませんが、女性視点の物事の捉え方を学ばせて頂きました。世の中、まだまだ男性経営者が多いですが女性ならではの強みを活かして頑張って下さい。

渡辺君
 とても優しくて素直な心の持ち主。いつも豪快な笑い声で和ませてくれました。その笑顔とJMCで勉強した事を忘れずにお兄さんと手を取り合い、会社を盛り立てて下さい。

伊藤さん
 22日間本当にお世話になりました。どうやら今期は私が「その役回り」だったようで数々の無礼な発言、本当にすみませんでした。でも優しく受け流してくれる伊藤さんの事、少しだけ好きです(笑)。いつも影から見守って頂いてとても心強かったです。それが仕事かも知れませんが・・・。これからも多くの受講生を見守り続けて下さい。この度は本当にありがとうございました&お疲れ様でした。

 最後に毎日おいしいご飯を作って頂いたチーフ、おばちゃんをはじめ大磯寮のスタッフの方々、JMCの講師の先生方、アマダ役員の皆様、本当に充実した22日間を提供して下さった事に心から感謝致します。ありがとうございました。

和歌山県 野村 侑加


 長いようで短かったJMCが修了しました。色々な「気づき」があった研修でした。経営の勉強をするというよりは、常に自分が後継者であるという自覚を考えさせられた時間でした。

 私たちは親が経営者というだけで、偶然一緒になりました。みんなそれぞれ経歴も経験も違い、持っている引き出しが違うメンバーでした。集団生活をしていく中で、それぞれのカラーが見えてきて、あるときはそれが最高のチームプレーをもたらしたり、あるときはライバルになったり。それでも最終「それぞれの会社の責任者になる」という目的は同じで、多くの課題を一緒に乗り越えられたことは、とても充実した時間でした。

 そんな私ですが、「人の振り見て我がふり直せ」といいますか、自分の甘さ、そして、親子間では客観的に見られなかったことに、良くも悪くもたくさん気づかされたと思います。いかに自分は未熟であったかを実感しました。課題はいろいろあります。
 しかしこの「気づき」は自分の財産だとおもいます。それを教えてくださって、面倒をみてくださったアマダスクールJMC関係のみなさま、先生方、OBの方々、そして124期のみんなに感謝です。この一期一会はずっと大切にしていきたいです。そしてメンバーとは今後も一緒に切磋琢磨しあう仲間として、ずっとお付き合いしていきたいと思います。

 また、この研修に送り出してくれた親と会社のみなさんにも感謝します。帰ったらすぐに、ここで学んだことをアウトプットし、JMCに行ってなんか変わったなと言われるくらい、しっかりと責任を持って活かしていきたいと思います。ここからがスタートだと思い、頑張っていきます。ありがとうございました。

栃木県 渡辺 渉


 今回の研修を振り返って一番印象に残っている事は一緒に過ごした6人の仲間です。
 期間にしては22日間と短いですがそれ以上に深い仲になったと私は感じました。そこで学んだ事は研修以上に大切なものだと思っています。環境は皆さん違いますが、会社の話やプライベートな話を意見交換する事で、アドバイスを頂いたりしながら会社に対しての不満など、深い話までいろいろ聞けてとても勉強になりました。これから皆さん大変だと思いますが、皆さんのご活躍を期待しております。毎日楽しい時間をありがとうございました。そしてLINEグループは継続しましょう。

 今回の講義の中で一番印象に残っているのはやはりプレゼンです。資料作成をしていく段階で自分が自分の会社を知らないという事に気づかされました。
 ただ調べていくうちに会社の理念や設備や製品についていろいろ学べました。また自社の弱みも明確となってこれからの経営に活かしていこうと思えました。とても役に立つような講義でした。
 そして今回の研修を通して、後継者としての自覚がついてきたと感じました。将来を見据えこれからの会社経営に尽くしていきたいです。

 最後に伊藤さんをはじめ関係者の皆様、大変お世話になりました。
 どうもありがとうございました。