37th Precision Sheet Metal Technology Fair

Student's fabrication (16 entries)

Students514

Encouragement Award

<MoStenite>

Mie University (Mie, Japan)

  • Size: W100 x D400 x H200 mm

  • Accuracy: ± 0.01 mm

  • Programming time: 200 min

  • Processing time: 60 min/quantity

  • Quantity: 1

  • Material: Stainless steel (SUS304)

  • Thickness: 1.0 mm

  • Type: Original work

Process

  • Planning

  • 2D/3D Design

  • CAD/CAM

  • Laser-Cutting

  • Bending

  • Assembly

Strengths

私たちが住んでいる三重県において、全国的に有名な特産品のひとつに松阪牛があります。

その松阪牛をモチーフにした作品を設計、製作しました。

設計するにあたって松阪牛の特徴について調べ、筋肉質で短めの脚、きれいに伸びた角、太い胴や骨格といった点で、馬や豚などの他の四足歩行の哺乳類との違いを出すことを意識しました。

脚の部分は、特に筋肉質に見えるようにデザインし、迫力が出るようにしました。
私たちは小学校時代から図画工作、美術などが特に苦手でした。

そのため、松阪牛の写真を参考にして、主に板材のみで構成されつつも、しっかり牛に見えるように立体的な作品を設計することはとても大変でした。

複雑な曲げ加工や溶接なしで組み立てられた牛の立体感や迫力を感じていただけると幸いです。

  • Reasons for choosing the theme: 製作者である私たち二人が通う大学がある三重県には「松阪牛」というブランド牛があります。これは三重県を代表する名産品であり全国的にも人気であるため、作品を見る方々にもぜひ知ってほしいと思ったためです。

  • Reasons for choosing the material: オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304はさびにくく、銀色で見栄えも良さそうでオブジェに適していると思ったためです。松阪牛が「モー」と鳴くことから、”モー”ステナイトと名付けました。

  • Most important points: 松阪牛を単純に表現するのではなく、胴体部分は骨格標本を模した状態にしたことです。平面の単調なデザインにならないよう、どの角度から見ても一目で牛と分かり、目を引くデザインにすることを意識しました。

  • Most difficult points: 複雑な曲げ加工や溶接なしで丸みを帯びた生き物を表現することの難しさを感じました。実は松阪牛には小さな角があり、角の形状が少し異なるだけで印象が大きく異なるため、松阪牛の写真を細部まで観察しました。

  • What I noticed when actually processed it from the drawing: 部品同士の組合せにスリットを利用しましたが、組立てが容易になるように大きめの公差をつけてレーザ切断したため、組立て時に部品のグラつきが生じました。公差に関してもう少し考慮することが必要だと感じました。