第38回優秀板金製品技能フェア

学生作品の部 全19作品

学生507

麻葉模様柄行燈

  • サイズ: W210 × D100 × H185 mm

  • 精度: ± 0.5 mm

  • プログラム時間: 180 分

  • 加工時間: 180 分/個

  • 加工数量: 1 個

  • 材質: ステンレス(SUS430)

  • 板厚: 1.5 mm

  • 作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 機構の考案

  • CAD/CAM

  • レーザ加工

  • 曲げ

  • スポット溶接

アピールポイント

限られた授業時間の中で作品を完成するに当たり、1から5の要件を満たすため、作業時間の削減に努めました。

作業工程の効率化を図り、ミスややり直しをできる限り減らせる手順を考えながら作業を進めました。

  • 作品テーマを選んだ理由: 無機質のステンレスと有機質の植物である麻葉という模様を融合し、温かさを感じる明かりを制作しました。現代のウォールライトではなく過去の行燈のようなほのかな明かりを表現したいと思い、このテーマを設定しまし

  • 使用材料を決めた理由: 無機質であり身近な金属、腐食しにくく輝きを損なわない材質であるステンレスを選びました。

  • 最も重点を置いた点や箇所: 壁灯という単一の使用目的ではなく、枕元に置く行燈にも変化できる構造に重点を置きました。

  • 最も苦労した点や箇所: 授業で教えて頂いた技術のみで構造体を作成することをコンセプトにしたため、光源の設置(接着剤使用せずベンダーによる爪の作成)、曲げでは不可能な個所の接着(スポット溶接による溶接)です。

  • 製作図面から実際に加工してみて気づいた点: 麻葉模様をレーザー加工する図面を作製するとカット数が多くなります。材質や色の変化を避ける為、プログラムの工程数を削減する必要があり、スリットによる抜け感の表現に工夫が必要でした。