第38回優秀板金製品技能フェア

造形品の部 全37作品

造形437

インフィニティミラー焔

  • サイズ: W415 × D100 × H600 mm

  • 精度: ± 0.5 mm

  • プログラム時間: 180 分

  • 加工時間: 1800 分/個

  • 加工数量: 1 個

  • 材質: ステンレス(SUS304)

  • 板厚: 1.5 / 2.0 / 3.0 mm

  • 作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 2D/3D設計

  • CAD/CAM

  • パンチレーザ加工

  • 曲げ

  • 溶接

  • 表面仕上げ

  • 組立

アピールポイント

インフィニティミラーは、鏡と光の組み合わせによって、無限に奥行きが続いているかのような視覚的錯覚を生み出す技術です。
本作品では鏡の代わりに#800の鏡面のステンレスを使用し、その反射を利用することで、100mmという厚みのなかに無限の奥行きと幻想的な空間を表現しました。
板金の構成は外殻、内殻、背板に別れ、間にアクリルハーフミラーを挟んでいます。
炎をモチーフにした複雑な外殻と内殻の側面は板厚を1.5mmにし、FR曲げで柔軟な形状を作り、表面の2.0mmの板に歪みを最小限に抑え溶接し、同じく薄板で歪みの発生しやすい研磨工程も細心の注意を払い、粗目の番手から徐々に目を細かくして磨き上げています。
背板は光の歪曲を防ぐため、3.0mmで加工し、裏から皿ビスで固定。
背板をうまく合わせるためには、表面に溶接した外殻、内殻の精度が必須となりますが、ここに形状が特殊な医療、食品関連カバーを多く手掛けてきた弊社の技術が活かされています。