第37回優秀板金製品技能フェア

溶接品の部 全23作品

溶接308

技能奨励賞

特別奨励賞

四角柱花瓶ねじれ・五角柱花瓶ねじれ

株式会社 トクニ工業 (新潟県)

  • サイズ: W60 × D60 × H200 mm

  • 精度: ± 1.0 mm

  • プログラム時間: 1 分

  • 加工時間: 5 分/個

  • 加工数量: 2 個

  • 材質: ステンレス(SUS304)

  • 板厚: 1.0 mm

  • 作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 2D/3D設計

  • プログラム

  • レーザ加工

  • 曲げ

  • 溶接

  • 表面仕上げ

アピールポイント

3D-CADの技術を使い、ねじれた花瓶を作りました。

当初、角柱をねじって花瓶を作ろうとしましたが、3D-CADの中ではソリッドデータを作ることは出来るのですが、板金に落とし込むには難しいということが判明しました。ねじっていくと平面部分が凹み、面同士の角部分が鋭角になってしまうのです。

四角柱の90度捻じれで面間角度が70度程度になってしまいます。面同士の角度が鋭角になればなるほど、板厚同士の隙間が大きくなって行き、隙間が大きくなると溶接の際、ピンホールがあきやすくなり難易度が増し、溶接歪みの量も増して行き、溶接が綺麗にできないと仕上げにも影響します。

溶接部分を上手に消す仕上げをするには、仕上げの技術以上に溶接の完成度が影響してきます。帯状のピースの曲げ加工も仕上りに影響します。

曲げ角度がバラバラであったり、曲げ線の位置がずれたりすると、部材同士を組み合わせるとバランスの悪い不均一なものになってしまいます。