第37回優秀板金製品技能フェア

学生作品の部 全16作品

学生507

奨励賞(学生)

metal puzzle

東京都立城南職業能力開発センター大田校 (東京都)

  • サイズ: W300 × D300 × H100 mm

  • 精度: ± 0.5 mm

  • プログラム時間: 3600 分

  • 加工時間: 400 分/個

  • 加工数量: 13 個

  • 材質: ステンレス(SUS304)

  • 板厚: 1.0 mm

  • 作品種類: オリジナル品

加工工程

  • 2D/3D設計

  • レーザ加工

  • 溶接

  • 曲げ

  • 表面仕上げ

アピールポイント

金属製品といえば工業的な部品だったり、実用的なものが多く思い浮かびます。その中でもっと楽しみながら金属に触れることができないかな?との思いから今回金属のパズルを作りました。

パズルのピースは鏡面やヘアーライン、サンドブラストなど様々な仕上をしました。これは、同じ金属の素材でもいろいろな見せ方ができるということが知ってもらえたらと思い、あえて差をつけました。

また、製品としてパッケージ等のデザインもこだわっています。

かわいくて思わず手にとりたくなってしまうような...そして金属の面白さが伝わればとても良いなと思います。

ぜひ、手にとって楽しんでいただきたいです。

  • 作品テーマを選んだ理由: 金属を材料とした玩具があまり存在していないため、金属材料の特性と可能性が広がるようなモチーフとしてパズルを選びました。

  • 使用材料を決めた理由: 素手で遊んでも錆びにくい性質のあるステンレスを選びました。

  • 最も重点を置いた点や箇所: パズルのピースは、板厚1.0mmのステンレスを角溶接して作りました。一番小さなパーツで約12×12mmになります。ぴっしりと箱におさまるように、φ1.6mmのタングステンで丁寧に溶接して仕上げました。

  • 最も苦労した点や箇所: パズルの箱を作る際に、側面の折りの角が正確に合うよう、調整に苦労しました。その分プレスブレーキの習熟を上げることができた。

  • 製作図面から実際に加工してみて気づいた点: パズルのピースも箱も、データ上では上手に入る計算でしたが、溶接した際の痕やひずみによって大きくなったり小さくなってしまうことが分かりました。何度も試して、最後はきちんと収まるよう作れました。