組立品の部 全60作品

【ユニットとアッシーの公差との闘い、組み上げの難しさ】

■1つのユニットが小さく、ユニットとユニットをつなぐカギとなる部分の曲げは専用の金型を製作し曲げを可能にしています。また、ユニットのカギでカシメてつなぐ作業は一つ一つのカギを曲げてカシメるのでとても苦労します。さらに組みあがった状態を考えながらカシメる必要があるため、大変慎重な作業となっています。

■蛇状の作品は86ユニット、小さな作品は33ユニットをカシメて組み上げています。今回は製作図面があるわけではないですが、組みあがった状態の公差は±0.3を目指して製作しています。したがって小さな作品に関しては公差幅0.6÷33＝0.018の精度を要求される作業となります。

■組み上げをできるだけ容易にするために少しカギの部分を内側に入れて曲げています。これをするのとしないのでは組みあがり時間に大きな差が出ます。ただユニットが小さいものですので、カギの曲げはかなり繊細な作業となっています。