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中期経営計画について

中期経営計画(2011年度~2013年度)

アマダは2010年5月に2012年度売上高2,300億円、営業利益266億円の達成に向けた中期経営計画を策定しました。今回これらの計画の前提となる為替の見直しや、日本国内で発生しました東日本大震災の影響を受け、一部数値計画の見直しを行いました。

また現在進行中の戦略投資の成果を踏まえ、新たに2013年度売上高2,500億円、営業利益310億円の計画を策定しました。なお中期経営計画における基本方針である4つの柱、財務・地域・商品・事業戦略につきましては、基本的に継続しています。

外部環境の変化と取り組むべき課題

アマダの2009年度は7期ぶりの赤字決算となりましたが、ここをボトムに業績は回復に向かい、 また合理化の成果もあり2010年度は黒字に転換しました。 しかし過去と比べ外部環境は大きく変化しており、円高や原材料価格の高騰による収益性の圧迫、また産業構造や市場勢力図等のパラダイムシフトにより取り組むべき課題も複雑化しています。

中期経営計画達成に向けた基本方針

これらの外部環境を踏まえた上で、中期経営計画の達成に向けた基本方針を以下の4つの切り口でまとめています。

まず財務の切り口では2009年度に1,730億円まで上昇したBEPを2010年度には1,500億円まで改善することができました。 これは需要の回復による工場操業度の改善効果もありますが、国内販売機構改革による固定費の効率化や最適生産・最適調達による原価低減、 そして新商品の投入による利益率の改善に注力した成果も表れています。今後は研究開発費や新興市場への投資が増加しますが、引き続き固定費の効率化を実施していきます。

次に商品の切り口ですが、多様化する市場ニーズに合った新商品の投入が不可欠です。 生産性だけでなく省エネや環境に配慮したエコプロダクツの投入、拡大が見込まれる新興市場においては、機能を絞り価格を抑えた低価格機の投入を図っていきます。

また2010年にアマダは、完成機メーカーとしては初めて次世代レーザ技術であるファイバーレーザ発振器の開発に成功しました。 そして2011年より自社製発振器を搭載した加工機の販売を開始しました。ファイバーレーザ加工機は従来のCO2レーザと比べ切断スピードが飛躍的に向上するだけでなく、 ランニングコストやCO2排出量を大幅に削減できる生産性と環境の両面に優れた商品です。またこれまで難しいとされていた銅やチタン、真鍮などの高反射材の切断を可能にし、 これにより新たな加工領域が拡大され、新規市場への展開も可能になります。

続いて地域の切り口としての大方針はシフトグローバルです。 2009年度ではほぼ半分の構成比だった海外売上高を2013年度には60%まで高めていく計画です。 特に拡大のドライバーである新興市場では、積極的な販売・生産インフラへの投資を行い海外売上高の半分を目標としています。 また欧米市場においてはソフトウエアやロボットシステムなど、差別化されたソリューションビジネスの展開により、更なるシェアの向上を目指していきます。

最後に事業の切り口ですが、アマダが真の「金属加工機械の総合メーカー」となっていく上では板金事業に次ぐ第二の柱が不可欠です。 2009年にこれまで別々の会社でビジネス展開していた切削と工作機械事業を統合しアマダマシンツールを設立しました。 これにより積極的な海外展開やM&A・業務提携による事業拡大が可能になりました。 今後は大手代理店などを活用した販売網の強化、海外生産による供給能力やコスト競争力の強化、新たなビジネス基盤となる土岐事業所(岐阜県)の設立などを実施します。 これにより第二の柱へ成長させていきたいと考えています。

投資と配当政策

中期経営計画達成に向けた設備投資額は3年間で400億円を予定しています。 特に海外での投資を積極的に増やし、新興市場での成長戦略を実現していきます。

最後に配当政策ですが、2011年度は大幅な収益改善を見込んでおり、配当も年間12円への増配を予定しています。 2012年度以降は基準である30%の配当性向を適用しても増配が可能な利益水準を目指していきます。

【注】本計画は、2011年5月現在の経済環境、諸情勢に基づき策定したものです。その後の様々な要因によって変更される可能性があります。

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