中期経営計画について
中期経営計画の数値目標(2010年度~2012年度)
アマダは2009年5月に「次の成長に向けた準備期間」と位置づけた、2010年度までの中期経営計画を策定し、実行してきました。今回これらの準備期間を経て、次の成長へ向けた中期経営計画を再度策定しました。具体的には2012年度に連結売上高2,300億円(対2009年度69%増)、営業利益266億円を目指していきます。

外部環境の変化と取り組むべき課題
アマダの2009年度は7期ぶりの赤字決算となりましたが、ここをボトムに業績は回復に向かう見通しです。しかし過去と比べ外部環境は大きく変化しており、円高や原材料価格の高騰による収益性の圧迫、また産業構造や市場勢力図等のパラダイムシフトにより取り組むべき課題も複雑化しています。

中期経営計画達成に向けた基本方針
これらの外部環境を踏まえた上で、中期経営計画の達成に向けた基本方針を以下の4つの切り口でまとめています。

まず財務の切り口では拡大戦略の中で1,700億円まで上昇したBEPを1,500億円の体制まで下げていきます。 具体的には国内販売機構改革や成長市場への経営リソースのシフトによる固定費の効率化、最適生産・最適調達による原価低減と新商品の投入による利益率の改善を目指していきます。
次にそれを実現して行く商品の切り口ですが、多様化する市場ニーズに合った新商品の投入が不可欠です。 生産性だけでなく省エネや環境に配慮したエコプロダクツの投入や、拡大が見込まれる新興市場においては、機能を絞り価格を抑えたミドル・エントリーモデルの投入を図っていきます。
続いて地域の切り口としての大方針はシフトグローバルです。2009年度ではほぼ半分の構成比だった海外売上高を2012年度には57%まで高めていく計画です。 特に拡大のドライバーである新興市場では積極的な販売・生産インフラへの投資を行い2012年度の売上高は603億円(対2009年度2.4倍)を目標としています。 また欧米市場においてはソフトウエアやロボットシステムなど、差別化されたソリューションビジネスの展開により2012年度に733億円(対2009年度64%増)の売上高を目指していきます。
最後に事業の切り口ですが、アマダが真の「金属加工機械の総合メーカー」となっていく上では板金事業に次ぐ第2の柱が不可欠です。 2009年10月にこれまで別会社でビジネス展開していた切削と工作機械事業を統合しアマダマシンツールを設立しました。これにより積極的な海外展開やM&A・業務提携による事業拡大が可能になりました。 今後は大手商社などを活用した代理店販売網の強化、海外生産による供給能力やコスト競争力の強化、ビジネス基盤となる土岐事業所(岐阜県)の建設などを実施し、2012年度の売上高を650億円(対2009年度2.6倍) まで高めていく計画です。
資本政策および投資計画
中期経営計画達成に向けた新規投資総額は3年間で253億円を予定しています。2009年度の実績が115億円ですので投資としては必要最低限のものに絞った水準です。
また配当の予想ですが2010年度は年間10円の配当予想でも配当性向96%となりますが、2011年度以降は基準である30%の配当性向を適用しても増配が可能な水準を目指していきます。
