この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地が1日も早く復興することを心よりお祈り申し上げます。
3月11日に発生した東日本大震災は、東北地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらし、地震と津波により東京電力福島第一原子力発電所が被害を受け、
大量の放射性物質の放出を伴う重大な原子力事故を引き起こしています。その結果、電力の供給不足に陥っており、特に冷房需要が大きくなる夏場は深刻な社会問題になっています。
アマダでは緊急の経営課題として、NAS電池や自家発電による電力確保、プライベートショーの縮小、操業日の変更や勤務時間のシフトなどを含めた節電対策を実施しております。
私たちアマダグループは、2010年4月、環境への取り組み方針「アマダグループ環境宣言」を発表いたしました。
これは、エコでつながるモノづくりでお客さまと社会、そして世界とつながる企業を目指すことを宣言したものです。
私たちの商品は生産財であり、商品のライフサイクルでみるとお客さまの使用時に多くのCO2が発生します。
それゆえ、メーカーとして環境性能の良いマシンの開発が最も重要だとの認識から、まずアマダをエコな事業所・工場に改善し、そこでつくり出したアマダエコプロダクツを使っていただくことにより、
お客さまのエコなモノづくりを支援します。
さらにアマダグループが蓄積したノウハウをお客さまにご提供し、お客さま工場のエコな環境づくりに貢献します。このような『エコ』つながりのプロセスで社会に貢献していくことを目指したものです。
2010年度に市場投入したアマダエコプロダクツは、どれも省エネルギー性や省資源性などの環境性能の優れたマシンです。
特にファイバーレーザマシンFOL-AJは、マシンメーカーとして世界で初めてファイバーレーザ発振器を自社開発したことで、従来機に対し加工領域の拡大とエネルギー効率を飛躍的に高めた画期的なマシンです。
お客さま工場のCO2排出量を大幅に削減できるマシンと自負しています。
私たちの環境宣言は対外的にアマダグループの環境への取り組み姿勢を示すためであることはもちろんですが、環境宣言によりターゲットを明確にし、
社員全体の環境意識の底上げを図ることがもう1つのねらいです。これからも社員1人ひとりが環境意識を高め、行動様式を変革していくよう教育を徹底し、
「エコでつながるモノづくり」を合言葉に、社員が一丸となって環境活動を推進し社会と企業が持続的に発展していくことを目指します。
生物多様性への取り組みでは、富士宮事業所で動・植物の自然環境基礎調査を開始しました。敷地内には約700種の植物が確認されており、静岡県で指定されている絶滅危惧種も確認されています。
広大な森林をより豊かな森にするために、計画的な間伐を開始し、生態系豊かなアマダの森づくりを進めています。伊勢原事業所では、本社棟沿いの通路に野鳥や昆虫が好む木を中心にバランス良く植樹し、
四季折々に花が咲く「四季の小径」として再整備しました。ここは社員の癒しの場であるとともに自然を身近に感じる空間となっています。
アマダが「森の事務所」でありたいとの思いから伊勢原では都会のなかの森づくりを推進しています。
最後に、これからもアマダは新しいモノづくりの創出と提案を通して、世界の人々の豊かな未来に貢献し、お客さまをはじめとした様々なステークホルダーの皆さまの声にお応えすることで、
企業としての社会的な責任を果たしてまいりたいと考えております。
2011年9月
株式会社アマダ
代表取締役社長
岡本満夫
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